うまくなる練習時の気持ちと言葉アーカイブ

週末に3歳の娘とプールに行って遊んでいると、横でお父さんと8歳ぐらいの息子が水泳を練習していた。
お父さんは息子に「片足が弱い!」「もっと早く!」などと激を飛ばしていた。
その親子の関係、練習をするに至った前提など僕はまったく分からないので、僕がジャッジすることはできないが
僕なら、もっと楽しいアドバイスを出しながら練習をサポートしたいなと思っていた。
そのほうが子供の上達が早いだろうし、精神的にも良いからだと思う単純に思う。
その後さらに考えてみると下の3つの理由で親としては子供に楽しさを感じさせることをしたほうがいいと思う。

スパルタでなく、スポーツの楽しさを理解させる指導がいい理由


  1. 楽しいときが一番エネルギーが出る

  2. 指導するほうは良い部分にスポットライトを当てるほうが人は変わる

  3. ムチばかり打つことで心を鍛えるということに疑問


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Photo: Worakit Sirijinda

たぶん、スポーツは辛いことを我慢して上手くなると思うのが「巨人の星」精神だろう。
しかし、別の道もある。それはスポーツをすることを心から楽しみ、子供が自発的にどんどん練習するようになることだ。
こうすることで子供は上達する楽しさを覚えるのだと思う。
脳の中ではエンドロフィンが分泌され、どんどん能力が覚醒させることが予想される。

もし、星飛雄馬の父親がスパルタ根性系のお父さんでなく、楽しさを教えるアプローチをしていたら、星飛雄馬はどんな選手になっていたのだろうか?
それは分からないが、マンガ「巨人の星」がもっとメローな今時なマンガになっていたのでしょうね。

では、3つの理由をもう少し詳しく解説してみます。

頭のリミッターの切り方

最近、僕がBMXで飛んでいたことを知った友達が「どうやって頭のリミッターを外しているの?」と聞かれることが数回あった。
BMXアスリートとしてガンガン活躍していた5年前ぐらい、僕はBMXを練習するときはいつも積極的に頭のリミッターは外していた。
20歳のときからBMXを練習するときはリミッターを外すようにしていたが、5年前は特に外していた。
そのときを振り返ってみて、頭のリミッターを外し方を僕なりに考えてみます。

 

リミッターを外すとはどういうこと?

リミッターを外すということは、「今までの自分を越えるために、自分の中の障害を乗り越える」ことだと思う。
ここで言う「障害」とは恐怖、躊躇が代表的なものだ。
5年前、自分の頭のリミッターは外そうとした目的は、自転車で自分が飛んだことのない高さを飛ぶためだった。
リミッターを外そうと練習し続けた結果が下の写真のジャンプができるようになった。
下の写真は自分でも高く飛んでいるほうだと思う。

リミッターを外せたからできるようになったヒップでのジャンプ
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では、この高さが飛べるようになるためには、何ヶ月も前からの練習のときに頭のリミッターを切り続ける必要があった。
僕が思う、"リミッターを切る"とは"恐怖に打ち勝つ"ことだろう。
では、その"恐怖に打ち勝って"、今の自分よりも高いところにいく方法を下に書いてみます。

 

BMXでぶっ飛ぶための食事

自分が相当本気でアスリートをしていたときのことを以前思い出していたら、筋トレ、食事にとても気をつけていたことを思い出した。

筋トレに関してはぶっ飛んで転んだときにも怪我をしない身体を作りたいと思って、筋トレを頑張ったが、
結論として筋トレをいくらやっても怪我をしてしまうし、筋トレによって自転車がうまくなることがなかった。
筋トレをやってよかったことはいい身体になったことだ。
胸の筋肉も盛り上がり、背中の筋肉もかっこよくなったため夏のビーチではいいアピールができるようになったことだ。(笑


次に食事
僕は大会出場、ツアーに参加するためにアメリカに遠征したときには、必ずサプリ専門店のGNC Storeに行ってはサプリを買い込んでいた。
サプリだけでなくアスリートのための栄養について書いてある本も買っては読んでいた。

そんなこともあり、自分がアスリートのときに心掛けていた食生活を元にぶっ飛ぶための食生活を書いてみます。
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1.ぶっ飛ぶための食事:普段の練習時

BMXで頑張って乗っているとたくさん転んで失敗をする
それで失敗にはいろんな種類があることが分かったので分類してみる
そして、"失敗は成功へのプロセス"と言うが、失敗を分類して理解しておくと人生、仕事にも応用が効くのではないかと思った


失敗の種類


1.想定内の失敗:軽い失敗

僕がBMXライダーとしてガチンコに頑張っていたときで大会で勝ちまくっていたとき
平日は仕事、土日にのみBMXに乗っていた
そんな乗る時間が無い平日で毎日のように行っていたことがあった

1つは通常のライダーと同様、夜にBMXのビデオを見ていた
2つ目は通勤の時間を利用したイメージトレーニングだ
イメージトレーニングをしこたまやっていた、そのことを回想してみて方法、成果をまとめてみます

イメージトレーニングを行った成果

下の内容の相談を先日、メールでいただいた

相談なんですがBMXのプロになりたくて練習していますが急に成長が止まっていました…
しかもそれに伴い楽しさがあまり感じられなくもなってしまいました…でもBMXは好きです!
どうしたらいいか分かりません…
どうすれば良いでしょうか?
Shoe-gさんもこのような事ってありましたか?

送る主と何回かメールでやりとりして、僕と彼でどんなプロライダーになりたいのかをちょっとだけ話し合ってみった
今日のエントリーは人によってプロライダーの定義がバラバラなので、それをざくっと分類してみよう

BMX同様に他のアクションスポーツ:スケートボード、スノーボードも同じことが言えるのかなと思っている

人によって違うプロライダーを分類

今回はプロライダーをファイナンス視点で見たときの分類
(これは収入の度合いで分類しているだけで、ライダーの実力とは直接比例しない)

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大会に出場したときに出場者の願いは自分のパフォーマンスを最大限発揮したいということだろう

僕がよく大会に出ていたときは音楽を聴きながら出場したことで自分のテンションを上げていた

i-pod shuffle、MP3プレーヤーが出るまではCDプレーヤーを大会会場に持っていってはテンションを上げる音楽を自転車に乗る前にプロテクター(ニーパッド、ヘルメットなど)をつけるときに聞いていたが

MP3プレーヤーが出てからはSonyのMP3プレーヤーで聞きながら自転車に乗っていた
何台も壊しちゃったけどね
ここ数年はi-pod shuffleと動いてもずれないヘッドフォンをして音楽がガンガン聞きながら大会に出るようになった

では、僕のテンションをMAXにまで持っていてくれた思い出深い音楽を紹介するね


Madonna の What it feels like a girl - Remix

2001年のCORE Xtreme Gameでの聞いて、相当テンションと集中力を上げた
このときのパークの大会では2位になった。1位はカナダから来た当時のチームメイトのJohn Heatonだった

内田和成さんのブログにて、身体が切れるというエントリーがあり

このエントリーによると、プロサッカー選手が誰も止められないぐらいすごいと『身体が切れる』 と言われるという

では、身体が切れるための要素について僕なりに分解して考えてみたい

自分自身の経験から考えるため、自分が一番BMXに乗れていた時期に自分が「切れて」いたと仮定すると

その時期は2年、3年前で、とくに2004年~2006年の450JAMではいいライディングをしていたと思う

このときのライディングは多くの人に笑顔と感動を与えたと僕は信じている

この技をやったときなどだ

■450JAMでのディザスター

このときの大会では僕はUn-stopableなぐらいヒップ、スパインでぶっ飛びまくっていた

能力あるプロライダーの7つの習慣

元AプロのBMXレーサーのJack Baruthが書いた記事が面白いことを書いているので要約してみた

原文はここにあるので、気になる人は読んでみてね
7つの習慣と書いてあるが、実際に9つあるよ

能力あるプロライダーの7つの習慣

1.能力あるプロは身体を気をつける
 BMXは脳みそが筋肉で勤まるスポーツではなく、ライディングスキルが大きく物を言う
 トップライダーでクロストレーニングなどの筋力トレーニングを行うが
 できるだけ多くの時間に自転車に乗る必要がある
 筋力トレーニングは自転車のスキルを向上させないからだ