恐怖との付き合い方(具体策を追記)

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※具体的な練習方法を知りたいと質問をいただいたのでテキスト、画像、動画を追記してみました。

冬の自転車移動にはベロの厚い靴がいいのエントリーにGGレモンさんより下の恐怖への対処法についての質問をいただいた

ブログ楽しみに読ませてもらってます!
私は2001年の福岡の大会でshoe-gさんを見て感激し、BMXを始めました。
あれから9年が経ち、スパイン、ヒップ、ジャンプランプでは、そこそこエアーが出せるようになりました...が、未だクオーターだけは苦手で、恐怖心が取れずコーピングから10センチ位しかエアーが出せません。Tail Whipメイクに6年も掛かるぐらいなので、BMXの才能が無いことは百も承知しています。
しかし、どうしてもクォーターでをone foot invertをメイクしたいです!こんなヘタレライダーですが、恐怖心に打ち勝つアドバイスを頂けたら幸いです。


ということでこのエントリーでは恐怖と恐怖への対処法について考えてみる

 

恐怖とは何か?

まず、恐怖とは何かと言うのを確認してみよう。Wikiで見てみると

恐怖は防御的、生存的な本能的感情で、多くの生命体で発達していったと思われる。
通常、恐怖は特定の刺激に対する反応である。
例えば、蜘蛛を見た人はそれに対して恐怖を感じるかもしれない。
恐怖はまた、安全への退避の動機を起こす役目を果たしている。


BMXでも何でも人が恐怖を感じた時は、体の動きが固くなり、精神的にも不安定になるため
技など何か行っていることが失敗する確率が高くなる。
BMXの場合は、技が失敗し、ひどい時は怪我をする
怪我がひどい時は骨折や靭帯を痛めたりして、しばらく動けなくなる


仕事でも例えばここぞというプレゼンのときに恐怖を感じた場合いいプレゼンができる可能性が低くなるだろう。

 

どんなときに恐怖心が出てくるのか?

BMXの場合は下の3つのときに恐怖を感じると僕は25年間のライディング人生を振り返ると感じる


  1. 新しいことに挑戦するとき

  2. 普段やっていることでも、自分の限界を越えようと挑戦したとき

  3. 自分の今まで経験したことない状況に陥ったとき


では、恐怖を感じやすい状況下で、どう対処すればいいのだろう?
または、どう訓練すれば恐怖が減っていくのだろう?
僕が思うのは、恐怖を無くすことはできないが、今日、恐怖と感じていたことが
明日には何ともないと感じるようになればいいと思う。
このように、恐怖を感じる自分の範囲を少なくしていければいいのだろう。


僕もライダーとしてBMXをガツガツ練習していたときは、毎回自分の限界に挑戦し、恐怖と戦っていた
そんな恐怖との戦いを認識し始めたのが14歳のとき、それから数年前の34歳まで間で自分が得たKnow-Howが少しあるので、書いてみます。

 

1. 恐怖心への対象:新しいことに挑戦するとき

新しいこと・技に挑戦することは、チャレンジだが、怖い
まず、なぜ恐怖を感じるのにチャレンジするのか?ということについては
新しい技ができる自分になりたいという強い願望があり、
その願望は目の前に感じる恐怖をも超えているからだ。


1-1. 新しいことに挑戦するときの練習方法

では、新しいことに挑戦するときに僕がよく使っていた方法を書いてみる。
今の実力レベルを1とし、新しい挑戦をできた実力レベルを5とする。
レベル1の状態からレベル5の技に挑戦すると大きな恐怖を感じて大きな失敗する可能性も大きくなるため
1から5の間にいくつかのステップを自分で作って練習をした
例えば、1から2、3、4そして5と段階を作るということだ。
このステップを作って練習することは、そんな目新しいことではないが
目の前に"これがやりたい!"と思うものがあるときは、ステップを作ることが忘れてしまうケースがよくあると僕は思っているw


1-2. 新しい技の練習方法具体例

具体例を紹介してみると
下の動画で見れるように、普通の場所で練習する前に転んでも大丈夫な場所で練習をしている

第1段階としては、動画の後半に出てきている四角いスポンジが詰まった場所に飛んでいる
第2段階は、レジージャンプと言われる、着地面が黒いシートになっていて、黒いシートの下にはスポンジが入っている。だから、転んでも衝撃が吸収され、滑るため痛みが少ない

しかし、上の状況は最高の練習環境だろう
いつもこのような状態で練習できるわけではないから
このような段階ではなく、大きな技を習得したい場合の最初の段階では飛ぶ高さ,距離を小さくしてやってみることから始める。
僕がよくやる最初の段階での練習方法は、新しい技を軽くやってみてわざと失敗をする
失敗をすることで、自分の体と頭にこの程度の失敗は痛くないから、ガンガンやってみようと教えるのだ。
そして、自分の中から恐怖を取り除いて練習をする。
このようにして段階を自分で作りながら練習するのがコツだと思う。

 

2. 恐怖心への対象:自分の限界を越えようと挑戦したとき

自分が普段やっていることを上達させ、達人または匠のレベルまで行きたいときにも恐怖と戦う場面が出てくる。
BMXの場合の1つの達人のレベルはぶっ飛んだ高いエアーをすることだ。
ぶっ飛んだエアーをするとかっこよいが、そこまでたどり着くのは結構難しくて怖かったりする。
例えば今日はエアーが高さ30cm飛べるとする。
でも、自分の理想の姿は高さ150cm飛ぶことだ。
どのようにして高さ30cm飛べる実力から高さ150cm飛べる実力に成長しようか?


2-1. 自分のエアーを高くする練習方法

僕は、毎回の練習で今の自分の飛べる最高の高さにプラス30cm飛べるように練習をし続けた。
だから、今週の練習では目標の高さは60cm、来週は90cm飛べることを目標に頑張って練習をするのだ。
しかし、そうは思っても毎回の練習でエアーが30cmずつ高くならないこともあるので、そのときはそれはそれで現実を軽く受け止めることにしている。

僕は上の練習方法で毎週エアーをして、下の写真のように飛べるようになった。
7feetair.jpg

要は自分がチャレンジをし続ければいいのだと思う。
無理をし続けれる怪我をするため、精神的に自分を追い込みすぎるのは良くないと僕は思う。
しかし、自分に自分が耐えられるプレッシャーを与え続けてることが、上達し続けるためには必要だ。

 

3. 恐怖心への対象:今まで経験したことない状況に陥ったとき

突然、自分が経験したことの無い状況に陥ると、もう大変だ
そんなときの対処法のKnow-Howなんてあるのだろうか?
正解だとは思わないが、僕が思うことは下の2つだろう


  1. 3-1. 冷静な精神状態でいること

  2. 3-2. 自分または状況を客観視すること

これができるようになるためには、経験したことない状況に陥ることを経験し続けることだろう、
そうすると自分が強くなり、経験したことのない状況が少しずつ減っていく。
いい回答になっていないだろうが、僕にはそれしか考えられない。
僕は自転車で怪我を多くしたが、中学1年のときに手のひらを深く切ったときは死ぬかと思った。
しかし、何年か経った後に、顔を強打、切ったり、骨を折った直後は非常に冷静に状況を判断し冷静に振舞うことができるようになっていた。
そんな状態に自分はなりたくないが、怪我などを多く経験するうちに日常じゃないときでも自分を客観視することと、辛い状況でも冷静に振舞うことができるようになった。
逆に、普段の状況下で、自分が焦っているときは何事も上手くいかないケースが多い

 

最後に

僕なりの恐怖への対処法を書いてみたが、人によっては違う対処法があるのだろう
僕はBMXを通して恐怖への対処法を学んだが、皆さんは他のことで恐怖への対処法を学んでいるのだろう。
皆さんがどのような対処法をするのかがとても興味深く知りたい。

恐怖を克服できれば人生が楽になるのかもしれない。
ガンジーは自分のミッションステートメントの中で「自分は神のみを恐れる」と言っている
そこまでの恐怖に対してコミット、強い意志があれば人は何でもできるのかもしれない。
もしかして、僕がBMXを通して学んだ恐怖への対処法の先にはまだまだたくさんのことがありそうだ。
まだまだ人生においてチャレンジが続きそうで楽しみだ。

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