考える力を鍛えたい人にオススメな本2冊

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大学院の授業で必読書になっている2冊の本を読んでみたら
本の内容が非常に読みやすく、深く考える力をガツンと鍛えられることがたくさんありました。
さらに、発想法についても書いてあるので、役に立つKnow-How得ることができる。
いずれの2冊とも読みやすい本です。
1冊目は下の本です。

いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力
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発想力のある人っていますよね。
自分と同じものを見ても、まったく思いつかないアイディアをポコンと出してきたりします。
そんな人は、そもそも頭の構造が違うのだろうと諦める前にこの本を手に取ってもいいのではないでしょうか。

本著の後半に発想法について書いてありますが、私は前半に書いてある
発見と分析のための視点が気に入りましたので、下の抜出してみます。


発見のための4つの比べる視点

比べて何を探す?
1.広く比べて矛盾を探す
2.広く遠く比べて不変や変化を探す

何と比べる
3.例外と比べる
4.周縁・その他と比べる

何か新しいことを考えたり、改善するためのアイディアを考えるためには、現状分析から行うことが僕は多い。
そのときに素敵な発見をしたいので、そのときに役にたつ4つの視点ですね。

 


比べる視点で自己分析

矛盾
自分の行動の中での「矛盾」を探し(もしくは人に聞き)その原因を考える

変化
最近明らかに変わってきた 価値観・行動の「変化」を探す

例外
一度だけやったインパクトある「例外」行動を探り、その理由や学びを振り返る

自分が一番見え難い自分を分析するための視点を挙げています。
これで実際に自分を分析したらどんな発見があるのでしょう?

 


発見のポイント・比べる視点力
1.みんな比べるのは好きだが、ジャンプにつながらない比べ方しかしていない
2.比べて共通点ではなく「矛盾」や「不変」「変化」を見つける
3.中心地や多数派ではなく「例外」や「周縁」「その他」を比べる

 

面白いものをみつけるための3つのハカる視点
1.ハカり難い「ヒト」の気持ち(ニーズ等)を「行動」を観てハカろう
2.見通すことのできない「未来」を「見聞きのカン」を定量化してハカろう
3.困ったら「塊」を細かく「バラして」つなぎ直してハカろう


 


以上、面白い発見を見つけるための視点です。
2冊目はこちらです。

観想力 空気はなぜ透明か
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Amazonでこの本は中古でした扱っていません。

本著は、物事をいかに観るかということについて書いています。
読んでみると、ここまで深く考えるんだと僕はびっくりしました。
僕もここまで深く考えられるようにならねばと思い知らされますよ。

そして、深く考えるためのポイントを3つ出しています。それが
1.視点
2.視座
3.切り口

この3つのポイントについて解説しているのと、2x2のマトリクスの使い方も丁寧に説明しています。
こちらも読みやすい本です。

 


最後に

考える力を鍛えるも大事。加えて伝える力も鍛えることが大事だと思う。
難しいことを分かりやすく相手のレベルの合わせて話すことって大事だと思っている。
分かりやすく話すということでは、賢く思われる話し方6つのコツで書いたことが参考になると思う。
また、数字を使って分かりやすく表現することと分析することを仕事できる人達がやっている、数字思考力を身につける!のセッションで僕が教えている。
よかったら覗いてみてください。

三谷さんの思考系の本2冊を続けて読んだので、まとめて軽く紹介してみました。
最近、本を読むのが以前よりも楽しくなっていて、いろんな本をどんどん読んでいます。
知識、知恵に対してさらにどん欲になっている自分を感じているんです。
理由は、今後も生き残っていくためには知力を鍛えていかないと思っているからだと思います。
知力を鍛え、実績を残し、年を重ねても価値を提供できる人材になっていたいものです。

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