プロライダーになりたいなら考えたい映像メディアの格付け

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プロライダーについて具体的に考えてみる【悩み相談】でプロライダーとはなんぞやなんて書いてみたり、ライダーとして世界で有名になる方法 今と昔でライダーとしてアピール方法を書いてみたが、 これに加え、ライダーなら自分をどのメディアに出るとスポンサーが喜ぶのか、またはスポンサーになって欲しい企業に対してアピールできるのかを整理してみる。

下のピラミッドの図にしてみた

BMXmedia.jpg

この図では自立するBMXプロライダーつまり、海外で活躍して稼ぐプロライダーを目指すことを前提としているため、日本のメディアを考えていません。 もちろん、日本のTVに出ることを否定はしていませんよ。

では、各レイヤーを説明してみます。

 

 

 

BMXにおける映像メディアの格付け

スポンサーへのアピール力の弱い順で書きます。

 

 

動画共有サイトに自らアップロード

メディア:YouTube, Vimeo,etc

 

難易度:★☆☆☆☆ (5段階中1、とても簡単)

 カメラとネットに繋がる映像編集ができるパソコンがあればできてしまうのでいいところだろう  また、動画を公開するのに他人の承認もいらないためすぐにできる

 

効果: ★☆☆☆☆ 

自分を世界に対してアピールする最初の段階として、自分のビデオをYouTubeなどで公開するのは必ず行うべきではないでしょうか。 自分の動画を公開した後にどれぐらい見られるかは、どこからリンクが貼られるかによるが、公開しないよりは公開したほうが見られる可能性が高まるからね もしかすると何百万回見られることもあるかもしれない。


 

 

BMXポータルサイト、情報サイトで動画が取り上げられる

メディア:Vital BMX, Ride BMX, TheComeUpBMX

Vital BMXはYouTube同様、自分で勝手に動画をアップロードして公開できるが、 ここでは言っているのはVitalBMXのトップページからリンクが貼られて、自分の映像が紹介されること意味している。 他、RideBMXもいい動画を紹介するため、ここに掲載されることも価値があることだろう。 何よりも、TheComeUpBMXが動画などを紹介したときはたくさんのライダーに見られ、世界中のライダーたちが見てくれる。 このブログで行っているライダーインタビューがTheComeUpBMX,VitalBMXなどで紹介されたが、そのときの海外からのアクセスはすごいものがある。そんなときに僕はこれらのサイトの集客力を身を持って感じている。

 

難易度:★★☆☆☆ (5段階中2、ちょっと簡単)

アメリカ人から見てインパクトのあるライディング映像である必要があるため、ライダーとしての実力が必要だ。
でも、サイトへの掲載を決めるのはサイトの管理者だけなので、管理者はコンテンツ欲しさにあなたの映像を掲載する可能性も高いだろう。 VitalBMXで今年、ダニエルの動画がトップページで紹介されたが、そこでVitalBMXは、日本人ライダーからの投稿がほとんど無いから、日本人ライダーからの投稿は嬉しいと書いていた。もしかしたら、日本人パーク&ストリートライダーは今、VitalBMXなどで紹介されるチャンスかもしれない。

 

効果: ★★☆☆☆ 

VitalBMX,TheComeUpBMXなどに来ているライダーの数だけ見てくれるので、露出効果は多分にある。これらのサイトに掲載され続ければライダーとして有名になっていくことが可能だろう。強みとしては動画がサイトに認識されたらすぐに公開されるという即効性があるが、弱みとしては、紹介されても1週間もすればすぐに見られなくなることだろう。 だから映像コンテンツを作り続けることが必要になる。これを続けるのも手だが、アメリカに自ら行ってしまい、人が集まる大会、イベントで乗ることにシフトするのも得策だろう。


 

 

世界中に販売される、たくさんのライダーが出演する人気のビデオ

メディア:Props Video Mag

インターネットでの動画視聴が普及する前はBMXのメインのメディアはPropsのビデオマガジンだった。
Propsに出演することがライダーとして有名になる大きな手段だった。
今でも高品質なBMX映像を作り続けているPropsに出演することは、価値があるだろう。出演するライダーはある程度選ばれている人であるため出演するにはある程度のハードルがある。 

 

難易度:★★★☆☆ (5段階中3、やや難しい)

まず、出演するためにはPropsのカメラマンがいる場所にいかなければいけない。だからアメリカ、ヨーロッパなどの大きな大会、イベントに行く必要がある。さらにそこでいいライディングをする必要がある。
ある程度、Propsに出演し続けPropsからライダーとして認められた場合は、カメラマンと一緒にツアーをしてビデオに多く出演することも可能だ。

 

効果: ★★★☆☆ 

Propsに出演すると自分のライダーとしての知名度は世界中で高まる さらにネットと違うのはPropsを繰り返し見るライダーが多いためネット動画よりも視聴者に与える印象深いだろう。自分が過去、Props Video Magazineにたくさん出演したので、効果を身を持って感じているが、今でも僕のことを知っててくれる人たちが多数いることに驚く。


 

 

限られたライダーが出演するビデオ

メディア:Road Fools, Mega Tour

Props Video Magazineに出演するのも簡単ではないが、Propsの人気企画ビデオシリーズのRoad Fools、Mega Tourに出演するのはもっと難しい。 Video MagazineはPropsが取材する大会・イベントに足を運んでランディングをすればビデオで出る可能性はあるが、Road FoolsとMega Tourは招待されないと出演ができない。 だからこそ、ビデオではスターライダー扱いをされる。

 

難易度:★★★★☆ (5段階中4、本当に難しい)

出演するには海外との太いパイプだったり、キャラ、ライダーとしての実力などさまざまな要素が必要になるため、通常のProps Video Magazineへの出演だったり、アメリカの自転車メーカーからサポートされていたりと何かアメリカのBMX業界との強いつながりを自分で作る必要がある。ただ誰々を知っているという関係ではなく、自分がライダーとして多くの人に認められないといけない。そのためにはアメリカに乗込んで自分のライディングをアピールする必要がある。 上の3人は海外遠征をした数に差はあれど、みなアメリカに行って乗り、BMXメーカーの人と触れ合っている。

 

効果: ★★★★☆ 

このシリーズに出演したライダーは日本人で過去に3人しかいない

  • Road Fools出演者: 植山shoe-g周志(僕です)
  • Mega Tour出演者: 岡田一生、西山新一

Road Fools、Mega Tourに出演するのが大変だが、出演をすると自分の知名度はすごく大きくなる。僕がRoad Fools 3に参加した後アメリカに行ったときはライダーのお母さんたちから話しかけられたことを覚えている。 ライダーはもちろん、その回りの人たちも自分を覚えてくれる可能性が出てくる


 

 

アメリカのTV

メディア:X-GAMES, DEWTOUR

アメリカではアクションスポーツの大会の中継、情報番組、トーク番組が放送されている。 しかもメジャーなTV局で放送をしている。さらに、番組の間のCMにもアクションスポーツアスリートが出演するぐらいアクションスポーツがアメリカ文化にとけ込んでいる。 そんなTV番組に出演しつづけるのはハードルが高いが、影響力は絶大だ。

 

難易度:★★★★★ (5段階中5、とても困難)

まず、これらのTVに出演するには、実力、知名度などでアメリカBMX業界の人たちから認められるようにならなければいけない。 X-GAMES、DEWTOURに出場するには予選で指定された大会で勝つか、大会主催者からの推薦をもらうことで出場できる。どちらにしろずば抜けた実力が必要なのは確かだ。

 

効果: ★★★★★ 

X-GAMES, DEWTOURに続けて出場することで、BMXメーカー、BMXライダーをサポートしているBMX業界外のメーカー(RedBull, RockStar, etc)からのスポンサードが期待できる。 これらのメディアに出ることの効果は知名度向上以上にBMXを自分の趣味から仕事に変えてくれるスポンサーの獲得に大きく繋がっていく。 僕はX-GAMES、DEWTOURに出場したことは無いが、GLOBAL X-GAMES, ASIAN X-GAMES,CFBに出場してアメリカのTV出演したことがある。また、アメリカの1つの番組で僕を特集の形で紹介してくれたこともあった。こんなことも1つのきっかけでMacneilが僕をサポートし続けているのかと思う。

 

 

最後に

いつもながら、僕の好き放題書いてますが、自分の経験と自分の見ている範囲のBMXメディアをスポンサー企業のことを考えながら、ライダー視点で整理してみたつもりだ。 ライダーの人たちも、何となくこのようなことは分かると思うが、僕は分かりやすくするために図にしてみました。 今後、ガツンと海外にも自分の活動拠点を広げて、本当の意味でのプロライダーになりたいライダーにとって役に立ってくれた僕はとても嬉しいな。 関連記事

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