ビジョナリーピープルを読んで成功について今までより深く考えるきっかけと道しるべをもらった

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偉大な企業へと飛躍することを分析したビジョナリーカンパニー2の続きの本でビジョナリービープルを読んでみた
今までのシリーズは会社、経営者を分析していたが、今度は成功している人を数百人インタビューをし成功者の要素を探している
なので、インタビューされている成功者は企業家ではなく、ネルソンマンデラ、ミュージシャンのU2のボノだったりもする
この本は人としてどうしていきたいかというのが書いてあって面白い

ビジョナリー・ピープル

本を読む中で僕が気に入った部分を下に書き、ちょっとコメントをしてみます

成功する人/ビジョナリーな人の持つ要素

筆者が学んだのは、並外れた人たちやチームそして組織というのは、
たいていの場合、ごく普通の人たちが自分自身にとって大切だと思っていることが、
結果的に並外れているに過ぎない、という事実だった。

調査によれば、成功を<独創的なことをする>力、<永続するような衝撃を生み出す>力、
そして<自分であることをまっとうする人生にこだわる>ことだと定義するようだ。

あることに長年打ち込んでいると,そして、<あること>が何であれそれが広く受け入れられる幸運に恵まれると、辞書の定義そのままの成功が訪れる人もいる。
そうした人たちは世の人たちから称えられる従来型の成功を手にするかもしれない。
けれども、それはもともとの目標というよりは、偶然の産物なのだ

すごい人たちは自分をすごいと思っていないみたい
そして、その人が信じていることをやり続けて行ったら結果的に本当にすごい人になっちゃったということなんだろうか?
そんな印象を受けた。でも、そのやり続けること、そしてどういう想い、意義でやっているのかが大事なのだろう


ビジョナリーピープルの本質的な3要素
1.意義

インド企業のウィプロの会長は下のように言っている
「成功とは、いつまでも続く人間関係を築き、相手に奉仕することだ」

2.思考スタイル
人一倍の責任感、大胆さ、情熱、そして責任を伴った楽観主義。

3.行動スタイル

”意義”,"思考スタイル”,”行動スタイル”の3つが人として成功するのに大事な3つの枠組みみたいなんだ
そして、成功している人たちは下のことができているみたいだ

自分にとっての生き甲斐とは何か、ということを強く意識し、そしてその次に自らの考えと行動を一致させて自分なりの定義を定着させる。これを筆者は調和と呼ぶ。

自分のキャリアのどんな場面であろうと、それに取り組む理由を理解しないまま経過を重ねていけば、力がそがれていってしまうだろう

Steve Jobsのスタンフォード大学でのスピーチでも同じことを言ったいた
自分のやりたいことを毎日やっているのか?を問い続けやっていないのなら変えたほうがいいと言っていたね

もし目にしたものが気に入らなければ、それを変えようと努力する。
変えれなければ、それを見つめる視点を変える。違った角度から見ることで、
それを変られるかもしれない。あるいは、その中に自分が活用できる何か好ましいものが見つかるかもしれない。
というもの、その好ましいもの自体が内部からそれ自体を変えるかもしれないからだ。
もし、世界は自分の望むように動いてくれないことがわかったとき、もし、どんなに努力を重ねても思いどおりにことを進められないとき、そのときは、自分の見方を変えるべきだ

上のことは僕の心にとてもよく響く
自分で変えられることは、変えるように努力をするが
ときには自分の力ではどうすることもできないものもある
そのときは自分の見方を変えてしまえばいいというのが僕は好きだ

「正しいと思い込めば、そこには、自分が人より優しい優れていると過信する危うさが待っている」。そしてどのようにすれば今以上に成長できるのかという話に耳を貸さなくなることがしばしば起こるのだ。

成功する人は思考停止しないということなのだろうと僕は読み取れる
先日、ある外資系戦略コンサルティング会社の社長さんがコンサルタントに必要の素質、能力というのは、「とことん考え続ける能力と姿勢」だと言っていた
とことん考えるのはコンサルタントだけでなく成功者、皆に共通する素質、能力、態度なんだろうね


ビジョナリーな人の生き方

彼らが共通に持っている価値観があるとすれば、それは自分の生きがいに対する誠実さだ

私自身も誠実に生きていたいとと思っている
僕の考える”誠実”とは、”約束をできるだけ守るように努力するということ”
だから、自分の言う言葉には責任を持つようになり、できない約束はしない
成功者で誠実に価値観を置いている人は別の定義をしていたりするだろう、そんな人それぞれの”誠実”の定義を聞いてみたいな

教会の何ものにも代え難い特質は、無私無欲の愛、思いやり、寛大さ、正義、謙虚さ、奉仕だ。
これこそ、神の目から見た成功をおさめる人の完璧な定義ではないか。
そうして完璧さに到達できる人間は、われわれの中には1人もいない。
ただし、これを人生でどん底のときに、創造的な刺激となって絶望や失望、
そして失敗を乗り越える力になってくれる可能性があるだろう

神の目から見た成功のさまざまな基準を受け入れられるはずだ。つまりそれは、正義であり、
平和、謙虚さ、奉仕、寛大さ、思いやり、そして愛だ。
金持ちになる必要はない。強くなることも、有名、健康、あるいはこうした人生のさまざまな特質を説明する知性も、必要ではない

この当たりに人としてのあるべき姿の方向性があるのだろうか
そのように感じる文章だな〜
僕も謙虚でいたいし、寛大で思いやりがあり、大きい愛を持った人間になりたいよな


人は変わることができる

究極の変身は頭の中から始まる

これだけは忘れないでおこう、自分の生きがいに向かって突き進むと、最後には期待以上の幸せな結末が待っているということを

幸せな結末は、頭の中で自分の生きがいについて語る小さな声ーこれをささやきと呼ぶ人もいるーに耳を傾けることから生まれる

自分が変わるには頭の中を変えればいいという一節が好きだ
思考スタイル、思考パターンを変えると大きく変わるということだろう
風が吹けば桶屋が儲かるように、
思考スタイル・パターンが変われば、言動、アイディア、文章が変わる
言動、アイディア、文章が変われば、回りの人たちの反応が変わる
回りの人たちの反応が変われば、その反応が自分に返ってくる

自分の生きがいを見つけ、それに突き進もうと思考パターンを変えていけばいいのだろうか?


物に捕われること

BSO(Bright Shiney Objects):高級車、クラブの会員権、デザイナーズブランドの高い服、高学歴、高額の不動産などなど
ビジョナリーな人の場合には、これらのBSOに対して、自分たちを幸福にしてくれる期待をかけていると言った人は1人もいない

■ものにもたれてはいけない
問題は、幸せになるためとはいえ、必ずしも必要のないものをいくら手に入れたところで、
どこまでいっても満足は得られないということだ
満足するためには、友人の口から、あるいは敵や家族の口から出てくる大声ではなく、自分の生きがいにこそ耳を傾けなければならない

趣味や物欲の程度が高いという目で他人に判断されるという自意識が強くなればなるほど、我慢できる世界はどんどんと縮小していく

人間は皆所有欲を持っているが、それを直接抑えると言っているのではないと僕は思う
物などを持つために自分のエネルギーを使うのではなく、自分のエネルギーは成し遂げたい生きがいのほうに向けろということだと僕は解釈している
自分は何を持ちたいということではなく、自分はどういう人になりたいかということにフォーカスすることのほうが大事なんだろうね

自分と向き合うということ

一番重要なのは、自分の心と直観にしたがう勇気を持つことだ

健全さを貫きながら、自分にとって大切なことをしようとして、機械のようなふりをしても、
あるいは感情を殺しても、それは無駄な努力に終わる。
つまり頑固に意思を固めたところで、効果はない。
あらゆることを感じとり、それを活かさなければならない

自分の心の向くほうを無視してはいけないということ言っているんだろう
自分の心に嘘をついて、自分の心の向かない方向のことをやることは、皆誰しもあることだろう
でも、それで辛い目に合うことが結構あるんではないだろうか?
自分の心に素直でいることも大事みたいだね


本気だし、先を見て努力し続ける

人生に必要なものは「情熱、覚悟、能力」だとライスは警告する。この3つのうちどれを外しても、いつまでも続けられる成功は得られない

知識を稼ぐと、その人は、その知的資本を、つまりさまざまな能力を、ビジネスの世界や行政の世界で独創的な仕事をするために投資する、という倫理的な責任を負うことになる

ライス国務長官かっこいいですね。「情熱、覚悟、能力」の3つが必要不可欠と言う
この中で”覚悟”を持つって相当、腹をくくらないといけないということなんだろう
当たり前だけど本気になれってことだろうな

ビジョナリーな人たちは、自負心というものは、挑戦し、そして失敗する、また挑戦し、失敗する、そしてささやかな勝利をことことと積み上げ、毎回少しずつ良い仕事をするところから生まれる、と主張する

カール・ルイスは言う。「目前に控えたレースよりも、一年を見通した考え方のほうが大切だ。自分が出した記録にがっかりしても、とにかく何が起こったのかよく分析し、その経験を活かして次のレースに勝つことだ」

敗者はそれを失敗だと言い、勝者はそれを学習だと言う

彼らはリスクと立ち向かい、恐れをまともに感じ、辛辣な批判を受け止め、失敗から学び
そしてとにもかくにも自分自身の生きがいに打ち込んでいる

幸運をあてにするよりも謙虚な行動に頼るほうがよいというわけだ

いいですね〜
失敗は成功へのプロセスですよ!カールルイスも目の前のレースではなく、先を見てレースに出場していたんだね
自分のビジョンを中長期で持っていれば、たとえ目の前の1つの結果が悪くても惑わされない
そして、中長期的なビジョンで努力し続けることで本当に最後は成功するということなのだろう

その他

事実、自分の知っていることや生きがいに対して常に誠実なビジョナリーな人の場合、
ものごとにはなんと、想像以上によい結果をもたらす特性があるものだ。

打ち込む価値のあるもので、1人の力だけで成し遂げられるものなんて一つもない

人間関係はいつまでも続く

言葉を信じるな、信じられるのは行動だけだ

大切なこと、それは意義だ。
意義はあらゆるものの原動力になっている。ビジョナリーな人は自分の意識の照準を自分の生きがいに合わせ、
その生きがいについて多くのことを把握している。

自分の情熱や目標と相反するものをことごとく、自分の人生から排除しなければならない

僕にはぐさぐさ来て反省させられる言葉もあるし、勇気付けられるものもある
皆さんもこの本に興味持ったら読んでみてはいかがでしょう
僕の適当なレビューでしたが、読んでいただきてありがとうございます

ビジョナリー・ピープル

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