オーストラリアから世界に挑戦したプロライダーColin Mackay(コリン マッケイ)の仕事についてのインタビュー

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Jay Mironのお仕事インタビューに引き続き、世界で活躍するBMXプロライダーで一番の親友のColin Mackayがインタビューに答えてくれた

Colinと僕の出会いは1999年にX-GAMESの予選大会のX-Trialsで始めて会った
岡田”大将”一生と僕はX-GAMESに出場したく、お互いバラバラにアメリカのX-Trailsに参戦しにいった
大将は2つの大会に参戦、僕は1つ、1つ目の大会で大将とColinが出会う、この大会でColinはX-GAMESの出場権を得るんだけどね。2つ目の大会で僕も参戦!
Colinはオーストラリアから一人で来ていたためか、僕たちと一緒にいたんだ。
当時の彼はスポンサーは何もついていなかったが、99年のX-GAMESに出場するときには
スペシャライズドのスポンサーが付いていた。その後HUFFY、HAROなどのスポンサーを渡りプロライダーとして活躍していった
その後も、ColinとはWoodward、オーストラリア、日本、そして現在のGreenvilleの自宅などで会い続け、Colinと僕は一生付き合っていこうとしている仲になった。


Colinのことを知らない人のために彼がMTVで取材された映像を貼り付けておくね

今回、Colinはたくさん写真を送ってくれたから、写真と交えながらインタビューを楽しんでね

質問:自己紹介とBMXでどんなことを成し遂げてきたか教えてください

名前はコリン マッケイ。BMXに乗っているのと、パートタイムで写真を撮った食ってるよ
BMXライダーとして成し遂げたことは、アメリカで10年間住んでいること、世界中を旅して友達と楽しんでいることだね。これ以上何があるっていうんだい?!

原文
My name is Colin Mackay, I ride BMX for a living, with some part time photography on the side...
What I accomplish as a BMX rider is living in America for 10 years now, and traveling the world having so much fun with friends, I cant ask for more!

Colin Mackay(コリン マッケイ)ウエストアップ写真

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質問: 最初にX-GAMESに出場した年の99年にアメリカに来たよね
何も保障が無いのに来るなんて大変だと思うんだけど、何がそうさせたの?

正直に言うと、あのときにうまくライディングしようなんて思ってなかったんだよ
俺はただのオーストラリアから来たハングリーな男で、夢は大会でビリにならないことだったんだ
だから、ビリから2番目で俺はハッピーだった。自分がプロだなんて思ってなくて、有名ライダーたちが回りにいながらプロの大会に初出場なんて大変だよ....これは99年のことだったな

原文
Honestly, I didnt plan on doing well, I was just a hungry kid all the way from Australia and my dream was to not come last place. If I got 2nd last I would be happy. I just didn't feel Pro. Its difficult being in your first Pro contest with all the big names around... that was 1999.


Colinのノーフット キャンキャン

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質問: プロライダーとして生きていてたくさんのことを得たと思うんだ(経験、スキル、考え方、ネットワーク、etc) アメリカでプロライダーとして活躍して得たものを教えてよ

経験が一番学んだことだと思うんだ。ライフ エクスペリエンスだよ。
オーストラリアにいたら見れない物、文化。そして、自分の母国のありがたみも感じるよ
これは一つの大きなバケーションみたいなもんだよ。近々カリフォルニアに引っ越してもっとBMXのビジネスのほうを手伝うよ。Haroとの距離が近いからね

原文
I think experience is the most I learnt, just Life Experiences. Seeing different stuff that happens that I could not see in Australia. Seeing differant cultures. And appreciating the Country I'm from. Its really been one big holiday. Pretty soon Ill be moving to California to experience more of the business of BMX as Ill be pretty close to Haro.


コリンのインバート

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質問: BMX以外の仕事は?

ライアン グートラの写真を撮っているかな。ライアンはいつも広告用の写真が必要で、俺はここで撮影できるのが嬉しいよ

原文
I guess I shoot photo's for Ryan Guettler mostly, he always needs adds shot and Im glad I can be here to shoot with him.


コリンが撮影したライアン グートラの広告

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質問: 何が写真を始めさせたの?そしてどうやって学んだの?独学、それとも学校に行ったの?

写真についてはラッキーだったね。妻が学校で小さな写真撮影キットを買ったんだけど、
結局、俺がその撮影キットを持って自転車を乗りに行って使っていたんだよ
妻が本を持ってて、それを読んでマニュアルでの撮影方法を勉強したんだ
カメラがデジタルじゃなかったら、俺は辞めてたと思うよ。俺は我慢強くないから撮った写真がすぐに見れないと嫌なんだよ
もう一つハプニングがあったんだけど、いいことじゃなかったんだ。
ライディングで足を骨折したときに1ヶ月間ギブスをしていたんだ、そのときに写真をすごく勉強して、写真スキルをもう一段階上にもっていったよ
たぶん、一回セッティングを理解したら何でもできると思うんだ

原文
I got lucky with photography, My wife needed a small photography kit for School and I ended up taking it with me riding and getting hooked on it. She had books so I learnt how to shoot manually. I don't think I would have got into it without Digital though, Im real impatient! I need to see results! One good thing that happened is actually not that good, but I broke my leg riding, and was in a cast for a month. I studied really hard and took my photography to another level. I guess once you understand the setting's you can do whatever you want...


ライアン グートラの広告写真

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質問: 独学で写真を学んだよね。独学で学ぶのって簡単じゃなくて
勉強し続けるためには強い情熱、思いが必要だと思うんだけど
何が自分の精神力を強くしたと思う?

チャレンジだけさ、本当に。いつか分かったらいいね、何がどうなっているのか?どうやって写真を撮っているのか?
俺はその答えを学びたいんだ。だから勉強した。俺のモチベーションはトランスワールド スケートボードを購読してて、雑誌の中の写真を見ていると自分が懸命に努力しなきゃと思わせてくれるんだよ
今も懸命に努力しているんだ。


原文
Just the challenge really, one day I just wanted to figure it out, how does it work? How did they shoot that pic? I wanted to learn the answers. I studied. My motivation was a subscription to Transworld Skateboarding. Seeing the shots in there gave me a level to strive for. Im still striving!

ライアン グートラ

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質問: 写真撮影でいつから、どのようにして収入を得られるようになったの?

自分は最高の人たちに囲まれていて、ラッキーなんだよ。
そのときの状況に投げ込まれて、そのときの仕事と失敗から学ぶんだ
写真でもらった初めての収入は2005年でSE Bikesからでライアングートラの広告写真だったんだ

原文
Well I guess Im really lucky to have to right people around me. I was really thrown into it because and I learn't from each job and from my mistakes. My first check was in 2005 from a SE bikes add of Ryan Guettler.

ライアン グートラのテールウイップ

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質問: 収入を得られるようになるポイントは何だと思う?(他のプロの近くに住む、ライダーとしてユニークな視点を持つこと、etc)

最高の人たちに囲まれていることだよ
自分がプロだと感じてないけど、ときにプロ レベルの写真を作らないといけないときに、あるレベルまで押し上げられるんだよ
俺は写真をとても楽しんでいるよ..自分やっていることに情熱的じゃないといけないよね
写真撮影は俺にとって仕事ではなく、趣味なんだよ。
自分ができるベストのことをしたいんだ


原文
Yeah having the right people around, being pushed on a level were I felt I wasn't really professional, but I had to produce professional images. I still have a lot to learn... you have to be passionate about what your into, its not a job for me its a hobby. I want to do the best I can.

コリンのノーハンド

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質問: 5年後の自分がどうなっているかビジョンはある

フルタイムでもっと写真を撮っていたいね
そして、BMXにも乗っていたい。時が教えてくれるよ

原文
Id like to be shooting more full time, and riding still. Time will tell...


コリンのぶっ飛び

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08年8月13日、15日メールにてインタビュー

コリン撮影の僕(植山周志)のフレア
BMX 植山周志 フレア


僕の解釈:

アスリートとしてのコリン
コリンと一緒に大会で乗ると、すごい集中と強い意思のエネルギーを感じる
プロライダーとはそのように強い意志がないと世界では生き残っていけないんだろうと教えてくれるようだ
僕自身も大会に出場するときは強い意志を持つが、アメリカの大会に行くと僕の10倍も20倍のライディングと精神的に強い人たちがゴロゴロいる。
その中で生き残るということは相当な精神力、運動能力、チャレンジ精神の持ち主だということが分かる

コリンと一緒に練習をすると、それはもう楽しい気さくな友達として楽しくBMXを乗ることができる
プロだろうかアマチュアだろうがBMXを愛する人たちが一緒に乗るとすぐに友達になっちゃうんだよね


カメラマンとしてのコリン
2年前にコリンのアメリカ グリーンビルの自宅に遊びに行ったときは、写真撮影をしていることが分かり
彼の撮影に付き添ったことがあった
デジカメのCCDの掃除から始まって撮影準備からすごく入念にやるんだ。そして、撮影にはプロが使う機材を持っていく
例えば、上の僕のフレアも撮ってくれたけど、このときはフラッシュを3つ焚いていたんだ
彼なりの絵を実現するためにたくさんのフラッシュを使ってみたんだろう、だからセットアップに時間が若干かかる
しかし、僕は2回フレアをしただけで撮影は終わったしまう、設定に準備がかかるが本番になれば撮るタイミングを逃さないライダーとしての反射神経がある
これから、コリンはBMXの裏舞台でより活躍していくんだろうな
アスリートだけどとても勤勉なところが伺えるのがステキだ


友達としてのコリン
どうしてか分からないが、コリンとはお互いが50、60歳になっても友達でいようなんて言い合う仲になっている。
ただBMXを一緒に乗るだけの友達ではなく、男同士のつながりをお互いが感じているんだ
僕はそんな友達が持てて幸せだな
人としてもステキなコリンだよ、彼のこれからのチャレンジも僕はとても気になる

また、僕がそこまで仲良くなれたのは英語が喋れることが前提になるので、海外でライダーとして活躍、海外に友達が欲しい人は英語を勉強してね


コリン撮影の僕(植山周志)のジャンプ
jump1.jpg


では、次はオーストラリアでプロライダーで、Colony BikesをオーナーのClint Millerのインタビューの公開を予定しているのでお楽しみに


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