6年ぶりのBMXの大会で7位になった感想とメッセージ

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10月8日に日本で一番大きなBMXのパークコンテスト「ペルージャカップ」に出場してきた。
BMXのパークの大会に出るのは6年ぶり
6年間の間、現役選手時代と違いほとんどBMXに乗っていなかった。
そんな状態で参加することにしてみた。
参加に至った理由としていろいろあるが、1つ大きいのは40歳になったからチャレンジしてみようということだ。
結果は無事、予選を9位で通過し、決勝を7位に終えることができた。

一応、下の写真のようにガツンと乗れた
spine360_201210.jpg
Camera: DB Nori

僕の思ったことを下の3つの視点で書いてみます。


  1. 自分としての感想

  2. 昔、海外にチャンレンジしていたライダーとしての視点

  3. これからの期待

1. 自分としての感想

この段落では、久々に大会に出場したオヤジライダーとしての感想を書いてみる。

大会で一番上位のオープンクラスでダントツの最年長者として出場した。
そもそも出場者の多くは10代、20代の若者たちだ。
2番目の年長者は35才、次は34才と僕は外の大きく引き離した年長者。
今回の大会での目的は楽しむことだが、一応目標として決勝に残ることを挙げてみた。
決勝に残ったら素直に嬉しいのと、冗談で若いライダーに"ちゃんと練習しているのか?!"と怒ってみるなんてできるかなと思っていた。

予選では下の技をガツンとやってみて、自分の予想以上にうまく乗ることができた。


予選で行った主な技
・テールウィップ ディザスターも1発で成功
・9~10feetのクオーターパイプから7feetのクオーターパイプのアーリーウープのトランスファー
・フレア
・スパインでの360


ライディングが終わった後はもしかしたら決勝に行けるじゃないかと思ってしまった。
でも、うまく乗れたはいいが、すぐに息が切れて体力の無さも痛感した。

予選を9位で通過し、決勝では仲良しライダーのクリス、ダニエルたちと一緒にライディングをすることになり、本当に嬉しく楽しかった。
今を頑張っているライダーたちと決勝戦と言う場で共にライディングすることに大きな喜びを感じた。


決勝では、予選でやっていない技下の技をやってみた
・Ruben Wall Ride
・360Lookback to X-up
・720(2回トライしていずれもコケる)

決勝でのライディングの一部

久々にゾーンに入った

久しぶりにBMXの大会でライディングするときに出る脳内モルヒネを感じた。
自分の出番になって、自転車をこぎ始めるとスイッチが入るんだ。
スイッチが入ると下のような状態になる。

スイッチが入ったときの状態
・すごい集中している
・技をメイクしようとする強い意志があり、躊躇をほとんどしない
・回りの音はあまり聞こえてない

このモードを久々に味わえたのも楽しかった。


まとめ

まとめると、自分にとって、今回の大会は自分のライディングの衰えを感じながらも
もしかしたら、まだまだイケるということを実感したのと
今、頑張っているライダーと時間を共有する喜び、
そして、久々にスイッチを入れた状態を体験できたという素敵な経験だった。
最後に嬉しいことに30歳以上のライダーたちから嬉しいコメントをたくさんもらった。
来年のペルージャカップはより多くのオジサンライダーたちも燃える大会になったら、僕みたいなオジサンたともさらに楽しめるね。


2. 昔、海外にチャンレンジしていたライダーとしての視点

この段落では、昔、海外の大会に果敢にチャレンジしていたライダーとして思うことを書いてみる。

22歳から30歳の間、僕は海外の大会に年に1~3回出場していた。
日本の大会に出場すると1位か2位になっていた。
しかし、海外の大会に出ると予選を通過することもできない。
圧倒的なレベルの違いがあるため、アメリカの大会に出場すると精神的に大きなダメージを食らう。
自分が一番得意なBMXで大会に出場するが、世界のライダーたちに勝てるライディングができず、精神的にボコボコにされてしまう。
でも、面白いことに海外で精神的にボコボコになって、帰国すると自分の精神が変わるため、さらに上手くなる
だから、日本の大会でさらに勝てるようになる。

こんな経験から、ガチでプロライダーを目指している若者には、日本市場でトップになったところで満足してほしくない。
だって、日本でトップになっても世間的には自転車が上手いお兄ちゃんで終わってしまうからだ。
そして、プロライダーを本気で目指しているライダーに海外に行くことを進めている理由は2つある。


海外の大会にチャレンジし続けることをオススメする理由2つ

1.社会的な自立と地位を得ることができる
海外でトッププロライダーになれば、裕福な生活、アメリカ人を中心にプロアスリートとして認識される。
日本でトップになっても本当の意味ではプロではないと僕は思っている。
プロライダーについてのより具体的な定義は"プロライダーについて具体的に考えてみる【悩み相談】"を読んでみてください。

2. 海外でのネットワークを作れる
海外の大会に多く出場すると、海外のBMX業界の人脈が作れる。
僕はZEN DISTROを立ち上げられたのも、海外のメーカーとのネットワークを自分で作ったからだ。
大会などで会ったメーカーの人の物を輸入したり、輸入したいメーカーがあったら、僕から連絡をした。
連絡をしたメーカーの人も僕のことを知っているから喜んで代理店権をくれる。

例えば、Tree Bicycleを取り扱いたいと思ったときに、僕はTree Bicycle社長のSamに僕からメールをした。
その後、テキサスで開催されるGlobal X-gamesに出場するときに直接会って、取引が始まった。
今でも、ZEN DISTROがTree Bicycleを取り扱っているのがとても嬉しい。

まとめ

結論としては、本当にプロライダーを目指しているのなら、国内のみでの活動で満足していると井の中の蛙で終わってしまう。
そして、さらに外の世界にチャレンジし続けると予想外のいいことが起きる可能性が生まれるということだ。

3. これからの期待3つ

最後に、日本のプロライダーを目指しているライダーたちにメッセージを勝手に書いてみる。

今回の大会で僕は決勝に残ったが、若いライダーたちに冗談でも怒れる立場ではまったくない。
逆に決勝のみんなのライディングを見て、「うまいな~、すげ~な~」と唸ったぐらいだ。
ライダーによっては、1年前と比べてすごく上達しているライダーもいて、見てて凄く嬉しくなってしまった。
だから、そんな頑張っているライダーは是非とも下の3つのメッセージを書いてみる。


1.海外にガンガン、チャレンジし続けてほしい
1回海外に行くだけでなく、何回も海外に行ってほしい。
海外の大会に出た数が多ければ多いほど、ライダーとしての認知度が上がりやすくなる。
数回海外の大会に出たからと言って、自分をグローバルライダーと思うのは甘いと思う。


2.海外に行くために効率的に稼げるようになってほしい
お金が無いから海外にいけないと言う上手いライダーがたまにいる。
海外に行き続けて活躍したいのなら、効率的に稼げるようにならないとキツイ。
いつまでの親のスネをかじるわけにはいかない。
だから、もし学生なら勉強もしっかりすること。大学への進学も強く勧める。
早い時期に社会に出て働くと、仕事が忙しくて自転車に乗れなくなる。
それよりも学生で勉強しながら自転車に乗ったほうが、多く乗れて、上達する。
夏休み、春休みもあり海外にいきやすい。
また、大学、大学院と多く勉強することは、これからの人生において自分の生き方の選択肢を広げることができるから強くオススメをする。
決して、プロライダーだけで食っていくんだ!と言って働かずに自転車だけ乗ることは僕はいいとは思わない。
上達するのに本当に大事なことは、多くの時間自転車に乗ることよりも
どれだけ集中して上達のために練習した時間が多いかが重要だ。


3.英語が話せるようになってほしい
アメリカに自転車を持ってライディングすれば、現地のライダーたちは、
あなたが英語が話せるかどうかはどうでもよくて、ライダーとしてイケているかどうかを見る。
イケていれば、多くのライダーが話しかけてくる。
でも、本当に海外ライダーと深い仲になりたいのなら、英語が話せる必要がある。
そうでないとコミュニケーションができないからだ。
英語が話せれば、ライダーと仲良くなれるのと加えて、海外のBMX業界の人たちと仕事ができるようになる可能性も増える。
自分の可能性を広げるためにも、是非とも英語を話せるようになってほしい。


最後に

長くなり読みにくいエントリーになってしまったが
もし、まじめに読んでくれるライダーが1人でもいたら僕は嬉しい。
ありがとう!

そして、最後に下の方々に大きな感謝を申し上げます。

  • 僕を応援してくれた会場にいた皆さん
  • 僕の家族
  • 最高の靴と洋服を提供していただいているDC
  • かっくいい時計、財布、アパレル、ヘッドフォンを提供いただいているNIXON
  • 最高のサングラスを作っているDRAGON
  • 日本で100%ライダーが経営しているZEN DISTRIBUTION


そして、これからもよろしくね。