アメリカ出張を楽にする 12 のコツ 準備から現地でやることまで、出張し続けて得たKnow-Howまとめ

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日本からアメリカに出張するときに現地に着いた時など数日間時差ぼけで辛い経験をしたなどありませんか?私も海外出張した時は時差ぼけが辛いです。Dropbox で働き始めて3年が経ち、1年に2回から4回のサンフランシスコを含めて海外出張をしています。アメリカにいくときの時差ボケ対策をはじめ、僕なりに出張をできるだけ楽しく、快適にするためのコツをまとめて紹介します。

アメリカ到着直後は同僚たちとボルダリングをして時差対策

目次

  1. 出張前にやること
  2. 空港でやること
  3. 飛行機内でやること
  4. 到着直後にやること
  5. 現地でやること


1. 出張前にやること

1-1. 会社の同僚と物々交換をする

アメリカ現地の人の間では日本産のものが人気な場合が多いです。サンフランシスコにいる私の同僚は響、白州などの日本のウイスキー、高級梅酒、グミなどのお菓子を欲しがっているので、よく買っていきます。

僕はカリフォルニアワインを大好きなので、あらかじめ指定した銘柄で何本か買ってもらいます。だから、お互いに出張の前に買って、サンフランシスコで物々交換をします。差額を清算し、買い物する時間を節約しています。買い物が決まっている時に効率的な方法です。
ワインを買ってもらうか、自分自身がネットでワイナリーからワインを注文して、現地の同僚に配送してもらいます。

2. 空港でやること

2-1. 自宅玄関からできるだけ楽に空港に行く

自宅から空港に行くときはタクシーを使って楽に行くようにしています。家からはタクシーで空港、または成田エキスプレスなど空港まで行く電車の駅までタクシーで行ってしまいます。重い荷物を持って、自宅から駅まで歩いたり、普通の電車に乗らなくていいので楽です。自宅からタクシーで行くことで、効率よく早く行くようにしています。


2-2. 航空会社のラウンジでシャワーと食事を済ましてから飛行機に乗る

サンフランシスコに行くときによく使うフライトは夜8時ごろに出発します。9時間飛行機内で過ごすので、搭乗前に航空会社のラウンジを利用できると素敵です。シャワーで身体を綺麗にできるのと、搭乗前に食事もできます。身体を綺麗にして、お腹を満たしてから飛行機に乗るのは気分が良いです。僕は登場前にお酒を飲んでいい気分で飛行機に乗ることにしているが、最近読んだ本「酒好き医師が教える 最高の飲み方」によると空の旅での飲酒はお医者さんが全く勧めていなかったので、お酒はほどほどにするか、飲まないのが賢い選択です。いずれにせよフライト前にシャワーを浴びて身体を綺麗にして、お腹を満たすのはフライトをより快適に過ごせる1つのポイントです。

JALのラウンジの名物のビーフカレー


3. 飛行機内でやること

3-1. 飛行機に乗ったら時計を現地時間に合わせる

飛行機に乗ったら、到着する現地の時間にできるだけ合わせて生活する。例えば日本時間夜8時に出発するときは、サンフランシスコの現地時間は午前3時だ。だから、飛行機に乗ったら寝れるのなら、さっさと寝てしまうことがおすすめです。 飛行機の中である程度寝ることで、到着してからの時差調整が楽になります。何しろ海外出張1日目で大事なことは、到着して日が明るいうちは寝ないことです。

しかし、身体は徹夜明けの状態になっているので現地時間の昼13時頃はとても眠くなります。だからこそ、多少なりとも徹夜明け状態を軽減するためにも機内で寝ることが大事なのです。機内で 3 時間でもいいので、寝ることをお勧めします。私は、すぐに寝れないときは最初に1本見たい映画を見たら寝てます。

3-2. ノイズキャンセリング ヘッドホンを持参する

飛行機内は常に「ゴー」という大きな音がしています。気にならないのならいいのだが、ノイズキャンセルヘッドフォンを使うことで、この「ゴー」という音がすごくに小さくなって静寂な時間を作ることができます。

JAL のプレミアムエコノミーだとノイズキャンセリングヘッドフォンを配って使わせてくれるが、Bose などのヘッドフォンと比べるとノイズキャンセリング力が小さすぎます。だから僕は Bose の Quiet Comfort 2.5 を持参するようにしています。単4電池を1本使うので、予備の電池をカバンの中に入れて出張に行っています。ノイズキャンセリングヘッドフォンは Bose と Sony がとても力を入れていて、どちらも素晴らしいと思います。私はノイズキャンセリングヘッドフォンを昔から Bose を使っているので、そのまま Bose を使い続けてます。作家の本田健さんも飛行機に乗る時は Bose のヘッドフォンを持参すると話していました。

同僚が Sony のノイズキャンセリングヘッドフォンを使っていて、これも飛行機の中でとても快適と話していました。お好みでどちらかを一緒に機内に持ち込むことをお勧めします。

3-3. 飛行機用のコネクターをカバンの中にいつも入れておく

自分のノイズキャンセリング ヘッドフォンを持っている場合はそれで映画と音楽の音を聞きたいです。なにせ機内で貸してくれるヘッドフォンよりも音が全然良いのとノイズキャンセリング力が全然素晴らしいからです。そして、飛行機内のヘッドフォン プラグが2つ穴のタイプのことがよくあるので、それに対応するアダプターを旅行に行くカバンに常に入れています。Amazon で事前に買うと500円弱で買えます。しかし、空港で買うと同じものでも 1000円以上するので事前に買うことをお勧めします。

4. 到着直後にやること

4-1. 1日目の過ごし方:夜まで寝ないこと

アメリカに到着した時間が朝でも、昼、夜でも1日目の過ごし方で大事なポイントはあまり変わりません。昼過ぎ13時、14時ぐらいに眠くなるので、絶対に寝ないことです。そして、寝るのは現地時間の夜に寝ることがとても大事です。

昼間に寝てしまうと夜に寝たい時に寝れなくなってしまいます。私が一番最初にサンフランシスコに出張した時の初日に僕は昼間ホテルで寝てしまいました。そして、夜の12時に寝ようとしたら、全然寝れなくて夜中ずっと目が覚めたままベットの中にいました。そして翌日出勤する時から徹夜明けの気分で、頭はフラフラです。ランチを食べた後なんて眠気は我慢できるレベルはなく、仮眠してしまいました。そして、2日目の夜も寝たいのに寝れなかったです。最初の1週間は時差ぼけが治らずに本当に辛い日々を過ごしました。

時差ぼけを1日でも早く治すために、まず、初日の昼間は寝ずに起き続けて、その日の夜にちゃんと寝れるように準備することです。そして、次に2日目、3日目と夜ちゃんと寝ることが大事です。時差ボケは辛いから機内と到着日から対策しておくことで、その後の数日間の時差ボケを治りやすくなります。

フライトを到着時間が選べるのであれば、現地夕方に到着するフライトがあれば、そのフライトを選ぶことで到着直後に眠気と戦う時間が少なくなります。私はJALに乗ることが多いので、昼間に到着するフライトに乗る場合が多いです。その場合は、飛行機を降りてホテルにチェックインしたらシャワーを浴びて、すぐにクライミングジムに行ってクライミングをすることにしています。自分が好きな運動することで楽しく無理なく起きるようにしている。運動をすることで身体が元気になるので昼間の眠気は飛んでしまうのと、夜に眠りやすくなります。

何回か出張をして現地の同僚などの友達ができたら、彼らを誘って運動するとより楽しいです。そして、一緒に夕飯を食べに行くことで、現地の美味しいご飯を仲間たちと食べれるのと同僚たちと交流を深められるので一石二鳥です。

到着直後は同僚たちとボルダリングジムに行ってます


4-2. ちゃんと寝れるようにメラトニンを持参


時差ボケで1番辛いことは、きっと夜の寝たい時間に寝れないことでしょう。寝たい時に寝ることを助けてくれるのに、私が使っているのがメラトニンです。メラトニンは寝る前に体内で分泌されるホルモンです。メラトニンは眠りを誘ってくれます。その他に抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ったり、病気の予防や老化防止などの効果を持つと言われています。

メラトニンはアメリカのサプリを売っているお店で購入するととても安いので、現地で買ってもいいし。日本で事前に買いたい方はAmazonなどで買うこともできます。
メラトニンは睡眠薬ではないので、私は寝る前に4粒ぐらい飲んでから寝るようにしてます。日本でも寝れない夜はメラトニンを2粒ぐらい飲む日もあるので、いつも持っていて助かるサプリの 1 つです。

出張先で到着日の夜から3日目、4日目までの毎晩メラトニンを飲んで寝るようにしています。


5. 現地でやること

5-1. 到着2日3日は時差ボケで昼に眠くなる

時差ボケ対策で初日ちゃんと寝れても、2日目、3日目と時差ボケは続いていくでしょう。西海岸ならランチ直後の13時、14時にとても眠くなるでしょう。その時の対策を4つほど紹介します。

5-1-1. すごく眠くなったら、タイマーをかけて20分だけ寝る

一番いいのは仮眠を取ることです。電話、時計などで20分間タイマーを設定して仮眠を取るのがおすすめです。起きた後にスッキリするか、少し眠気が残る場合がありますが、寝ないよりは断然いい状態になるはずです。仮眠時間が20分よりも長くなると、夜の睡眠に悪影響が出るみたいです。 寝ることを我慢して、頭がぼーっとしている状態で仕事してもいい仕事をすることは困難です。そんな時は寝てしまいましょう。

5-1-2. 寝る状況を作らないようにミーティングなどの複数人で行う仕事の予定を入れまくる

仮眠を取るのが一番いい方法だと僕は思うのですが、そんなわけにはいかない状況もあるでしょう。私は午後に立て続けにミーティングを設定してしまい、眠くなっても寝れない状況を作り出すことも行う場合がよくあります。人とコミュニケーションすることで意識を眠気から遠ざけることができるのかもしれません。

5-1-3. ミーティングでどうしても眠くなったら、立ってミーティングする

ミーティングをしていても、時差ボケですごく眠くなることもあります。そんなときは座ることを辞めて立ってミーティングすることを試してみてください。座っているよりは眠気の辛さが若干軽減されるはずです。

5-1-4. カフェイン サプリを使う

ランチ後でこれから時差ボケになると思ったら、カフェインサプリを飲んでみるのも1つの手です。私は下のカフェインサプリを持参して必要に応じて飲んでいます。

こちらの日本製のカフェインサプリもあります。


5-2. 旅行に持っていくカバンに鍵をつけて置く


現地のクライミングジムなどのジムに行った時のロッカーはあるが、鍵がついてないことがよくあります。ロッカーは自分で鍵を持ってきて自分で鍵をかけるという文化みたいです。
だから、私は旅行に持っていくバックパックにいつも鍵をつけています。そうすることで旅行時に鍵を持っていくのを忘れたということがなくなります。

こちらの南京錠はかっこよくていいですね。

写真に写っているカバンはNIXONのバックパックSMALL SHADOW BACKPACK IIでレビュー記事はこちらです。


5-3. お土産にカリフォルニアワイン



ワインが好きな方ならカリフォルニアに行ったら、カリフォルニアワインを買って帰るのはどうでしょう。
僕がカリフォルニアワインを現地で買う大きな理由の1つは、現地価格は日本で買える価格のだいたい半額だからです。とても美味しいワインが日本で買える金額の半額で買えるので、買って帰らないわけにはいきません。
ちなみにワインを買って持ち帰ったときは3本までは関税を払い必要はないです。4本を超えるようなら関税を払う必要が出てきますが、ワインにかかる関税は1リットルあたり200円と安価です。だから、関税を払ってでも、ある程度の本数をワインを買って帰るのはお得だと私は考えています。

私のおすすめのワインショップとワインをいくつか紹介します。

K&L wine store
このワインショップの店員たちはワインへの造詣が非常に深いので、何を買ったらいいのか分からないときに快く相談にのってくれます。私は店員さんに買いたいワインの本数と1本あたりの予算などを伝えて何回か買ってます。こんな感じで頼んでみました。「1本あたりの予算は$50ぐらいで、美味しいカリフォルニアワインを4本買いたいので、おすすめをください」そうすると店員さんが「4種類のぶどうでおすすめしよう」と言って4本ほど美味しいワインを選んでくれました。


最近、私はK&L Wine storeで買うのではなく、直接ワイナリーから買っています。
出張が決まったら、数週間前にワイナリーのWebサイトからオンラインで注文しちゃいます。そして、出張する自社の本社に送ってもらうようにしています。
幸い、会社では従業員の荷物を会社に送っていいことになっているので、私はこのようにして現地のワイナリーから直接ワインを買っています。
僕が今まで現地で調達して美味しかったワインのワイナリーたちを紹介します。


JUSTIN Wine
ワイン通の会社の同僚が一番好きなワインということで教えてくれたワインです。Justin Wineの ISOSCELES は1本あたり$75ですが、最高に美味しいワインだと思っています。

日本で こちらのAmazonのページからも購入できますが、18000円ぐらいのお値段がついてます。


Brown
Brown の Zinfandel が私と妻が大好きなワインの1本です。K&L wine store でおすすめしてくれて購入したことが Brown との出会いでした


Hawkes Wine
サンフランシスコに住んでいるワイン好きの同僚が紹介してくれたワインです。彼女から2014 RED WINERY CABERNET SAUVIGNONをもらって飲みましたが、素晴らしく美味しいワインでした。
Hawks Wine(ホークスワイン)は家族経営の小さなワイナリーなので、あまり出回らないみたいなのでK&L Winesでも買えるかどうかは分かりません。
また、検索しても日本語のサイトでHawks Wineは出てこないので日本でも手に入らないと思います。


Ridge
大塚ホールディングスが所有しているが、ワイン作りにあまり口出しをせずに現地のワインメーカーにワイン造りを任せているみたいです。日本でも購入できますが、現地で購入すると半額ぐらいで購入できます。カリフォルニアワインを代表するぶどうの1つ Zinfandel (ジンファンデル)だけでもたくさんの種類のワインを作っているから、Zinfandel好きの私にとっては嬉しい限りです。


Ramey
Rameyのワインも K&L wine store がおすすめしてくれたワインです。私はRamey Pinot Noir 2014 と Cabernet Sauvignon 2013 を飲みましたが、非常に美味しかったです。

ワインが好き、またはこれから美味しいワインたくさん飲んでワインについての知識を深めたい方はぜひともカリフォルニアに行った際にはカリフォルニアワインを買って帰ってはいかがでしょう。

5-4. 美味しいもの、雑貨などはフェリービルディングが最高

サンフランシスコらしいお土産を買いたいのでしたら、フェリービルディングに行ってみるのはいかがでしょうか。 買い物ついでにいろんな美味しいものを食べることができます。ハンガーガーが好きでしたらGott’s Roadside. 私はお店で綺麗なまな板に一目惚れをして買って帰りました。ホームパーティーのときに料理をこのまな板に乗せてサーブしています。

最後に

僕なりのサンフランシスコ 西海岸に出張する時のコツをまとめて紹介してみました。 かなり西海岸に特化したコツが特にお土産のあたりで多いかと思いますが、アメリカに出張されるようであれば参考にしていただけたら嬉しいです。 海外出張なので、仕事で大きな成果を作ることはもちろんですが、それ以外の部分でも楽しめたら、より仕事も楽しくなると思い書いてみました。 関連記事

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