BMXで日本一になるためにやった5つのこと

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去年友人が僕がなぜ日本一になれたのかをブログで書いてほしいとリクエストしてくれた。
確かに僕の今までの人生の中で一番ユニークなことは、BMXで日本一で居続けたことだろう。
ということで、20歳から21歳の間に日本の大会で1位になりたいと強く思っていたときに実行していたことを思い返してまとめてみた。

日本の大会で初めて優勝したときの写真が雑誌Fineに掲載された

下の5つのことが当時の僕の状態とやっていたことだと思う。

BMXで日本一になれたポイント5つ


  • 1.自分の得意技を伸ばした

  • 2.よく学び、よく働き、よく乗った

  • 3.たくさん考えた

  • 4.大きな失敗の後に立ち直る

  • 5.キラートリックをやった

ではでは、1つずつ少し掘り下げてみよう。

1.自分の得意技を伸ばした

普通にトップクラスの実力を持つライダーになるためには、高い水準の技のレパートリーを持っている必要がある。
そこで、自分の苦手な技を練習するよりも、得意な技を組み合わせて技数を増やした。

僕が20歳、21歳のときは、360(BMXでジャンプして横に1回転する技)をしている間に技をすることがアメリカが行われ始めていた。
だから日本で360で技を入れる人があまりいなかった。
そして、僕は360ができたから、それに得意のLook Back(ハンドルを180度回して、上半身をひねって後ろを向く技)を組み合わせて360 Look Backを体得した。
それから、360にX-upを組み合わせたりもして、自分の得意な技をさらに伸ばすことをした。

360 One Hand

苦手な技を練習することはあまりしなかった。当時そこまでの精神力は持っていなかったし、練習が面白くない。
多少は苦手な技の練習はしていたかもしれないが、バランスが必要なマニュアル(技)などはまったくやらなかった。
とにかくぶっ飛び系の技ばかりやっていた。
また、当時のBMXではそれでもよかったからね。今はもっと厳しくなっているけど。

とにかく、弱みを克服するよりも強みをさらに伸ばすことを行った

 


2.よく学び、よく働き、よく乗った

表面的な一発逆転なんてなく、努力してる人にしか一発逆転のチャンスを掴めないと思う

僕は当時、大学生で理系の学部にいたため宿題が多く勉強をよくしていた。
また、大学の専門的な勉強が楽しかった。だから毎日BMXに乗れる状態ではなかった。
たぶん、週に2回ガッツリ乗る感じだったと思う。
回りのBMX友達も働いている人が多かったから、一緒に乗って盛り上がるのは土日だった。

平日は大学の勉強とアルバイトで家庭教師などをしていたから、週末にBMXに乗るのが楽しみすぎた。
勉強も楽しかったし、働くことも嫌いじゃなかった。とにかく目の前のことは集中していたと思う。
そして、週末BMXに乗るときは集中して、休憩もほとんどせずに乗り続けていた。
BMXに集中していたね。
平日は筋トレもガンガンして身体作りをしていた。
筋トレで集中することを鍛えたとも思う。

僕が思う大事なことは、BMXだけを生活の全てにするのではなく、
勉強、労働も一生懸命集中して行える人間でないと、BMXも深いレベルに到達するのは難しいと思っている。
特に仕事ができる人は人としてのサバイブ力が高いと僕は思う。
そのサバイブ力が勝負で勝つために重要なことだと思う。

だから、普段から努力することが大事だと思うし、努力している人はチャンスを掴めるのだと思う。

 

3.たくさん考えた

考えたとざっくり書いたが、イメージトレーニングをたくさんしていた。
また、どんな技をやろうか妄想もシコタマした。
鍛えるのは身体だけではない、頭も鍛えないといけない

やりたい技、できるようになりたい技は頭の中でカラー映像がリアルに思い描けるようになるまで、イメージをたくさんした。

また、カラーのリアル映像が思い描けたら、さらにたくさんイメージして技ができる自分に浸る。
これを繰り返す。

そして、新たにどんな技をやりたいかを考えることもたくさんした。
今、できる技を2つ組み合わせたり、流行の技をやろうかなと妄想したりする。
紙に思いのまま書いたり、頭の中で想像したりと方法はいろいろだった。


日本1位というのは、普通のレベルと比べてダントツ、かけ離れて凄いということだ。
そして、日本のトップ10にいる連中は、相当イってる奴らの集りだ。
その中で勝つには、最高にイっちゃってないと話にならない
イっちゃってる奴は頭の中からイってる
だから、イっちゃうためには、集中して考えることを習慣にして毎日やる必要がある
そうやって自分の頭、思考を鍛えるのだ。

 

4.大きな失敗の後に立ち直る

大きな挫折、失敗のあとに、自分がBMXをどれぐらい好きなのかが分かる、または、そこが大きな飛躍のチャンスなのだと思う。

僕は21歳のときに高さ3mからBMXで転んで頭を強打し、目の上を切って病院に行ったことがあった。

下の怪我は違うときの怪我だけど、怪我した場所は同じ。でも顔はもっと腫れた
scar.jpg

その日から顔が1.5倍に腫れてベットで寝てこんでいた。
自分に"何でこんな痛い思いしてまでBMX乗ってるんだろう?"と最初の2日間は自問して、BMXを辞めようかとも思った。
でも、3日目以降はBMXに乗りたくてしょうがなくなり、それまでチャレンジしようと思っていない大きな技にチャレンジする決心をした。
その技が一番上の写真のバックフリップだ。
この技が体得したおかげで日本一になることができた。
怪我をバネにモチベーションが上ったのか、頭を打っておかしくなったのかどちらかは分からないが、
これをきっかけに他の人がほとんど挑戦しよう思わない技に挑戦しようという強い想いができた。

蛇足だが、新たに挑戦した技で失敗した痛い思いをした直度に同じ技に挑戦するようにしていた。
そうして、転んでできた恐怖を克服しようとしていた。
こんなこともしていた。

一言でまとめると大きな挫折、失敗はチャンスなのかも


 

5.キラートリックをやった

核弾頭を用意する必要がある
普通に競っても勝てる実力を持つのは大前提
でも、日本中のライダーを相手にするのなら、一発で他のライダーを撃破する核弾頭が必要だ。

自分の得意な技を磨いて、日本のBMX市場で勝負をしていたが、大会で勝つにはそれだけでは足りなかった。
当時、日本で1人しかやっていなかったバックフリップ(自転車での後方宙返り)を練習して体得した。
バックフリップをやった大会で僕は日本の大会で初めて優勝できた。
そのときバックフリップを日本でできる人は僕を入れて3人になった。
勝つためにバックフリップをできるようになるということではなく、日本でやっている人がいない、または非常に少ない技を多くできるライダーである必要があると思う。

一発で他のライダーたちを撃破する核弾頭が必要なのだ

 


最後に

上の5つには書いていないが「俺は日本で優勝したい!」と強く思い続けることは、とても大事なことだ。
これが無いと全てが始まらない。

強く思うことで、自制心が働いてBMXに乗る前日はお酒を飲まないことを習慣にした。
また、大会で難しい技を決めるときも一瞬の想いの緩みで失敗することもあれば、強い想いがないと難しい技を決めることは難しいとも思う。
そんな想いの力、意思の力についてはアメリカの旅、450JAMで学んだこと【意志の力】で書いているので興味あればご覧ください。

一番大事なことは自分の意思の力だなと思いますね。
才能、センスというのは細かい話しで、必要な才能って
なりたい自分を描けて、やることを好きになって、集中してやり続けることができる能力なのかと思う。

下にオススメ図書を2冊紹介しますね