トップライダーと普通ライダーの差は大きく2つ

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まずトップライダーは自転車が上手い。でも、なぜ自転車が上手いんだろうね?
たくさん練習したから?才能があるから?それとも別の何かがあるのかもしれないね。
1つ違うのは普通に練習し続けたからではないだろうね。
いろんなことが絡み合って名実ともにトップライダーになるのだと思うが、その中でも僕は下の2つのことが重要なのではないかと思う。

左のランプから右のランプにアーリーウープでのキャニオンエアー
alleyoop.jpg


  • 1. たくさん練習してすっげぇ上手くなる

  • 2. 人と違うことをする。または自分らしい技・スタイルを確立する

では、この2つについて考えてみよう。

1. たくさん練習してすっげぇ上手くなる

たくさん練習すれば上手くなるとよいうのは当たり前のことで分かり切ったことだ。
自転車に乗ることだけが練習と思いがちだが、メンタル、イマジネーションを鍛えることでより良いライダーになることまで考えている人は多くはないのではないだろうか。


1-1.メンタルの練習は精神的に柔軟で強くなる

メンタルを鍛えることは自転車に乗る以外の時間でも向上すると思っている。
例えば一生懸命仕事・勉強をする。ボランティアに従事してもいいと思う。
もしくは何か企画して作って商売をしてみる。
またはヨガ、筋トレなど自転車とは別の方法で心身を鍛える。
何をやったほうがいいとは一慨には決めることはしないのがいいと思う。
なぜなら人は年齢、環境もそれぞれ違い、いろんな人生のフェーズにいると思うからだ。
とにかく目の前にある困難から逃げず日々チャレンジし続けることが大事だ。
BMXでも挑戦し、私生活でも挑戦する。そして人間力を高めていこう。そうすればメンタルが強くなっていく。
中でも修羅場をくぐり抜けることでメンタルがとても強くなるので、若いうちに修羅場を経験することはオススメする。


1-2.イマジネーションを鍛える

自転車をたくさん練習し、メンタルも強くすると同時に自分の頭を鍛えよう。
大会でどんな演技をしたいのかをイメージトレーニングするのもとてもいいことだ。
Dave Mirra(デイブ ミラ)が現役BMXライダーのとき、大会会場で朝10時から練習できるとき、朝7時に大会会場に行って、コースを見ながら何をやるかイメージトレーニングをしていたという。
似たようなことをScotty Cranmer(スコッティ クレイマー)もやっている。
大会会場の練習では他のライダーたちで混み合っているので、あまり乗らずに会場を見て頭の中でライディングすることを多くやると言っていた。
僕自身も現役のときにミニランプ、スパインのセクションの大会での演技の1分版をノートに書きだして作ってはイメージトレーニングを毎日のようにやったときがあった。
もちろん本番でも調子がよく優勝した。

思考は現実になるので、回りのことは自分のイマジネーションによって良い方向に持っていく、それ以外のことは強引でも前向きにとらえてしまうぐらいのタフなイマジネーションと精神力があると最高だ。
やはりトップライダーでい続ける多くのライダーは楽観的でもあり、用意周到で自己管理能力が高い。


2. 人と違うことをする。または自分らしい技・スタイルを確立する

BMXは人と違うことをして、さらにかっこいいと最高に評価されるスポーツだ。
そして、人と違う技をして、世界で一番評価される場所は本場のアメリカだろう。
そうやって人と違う新しい技がどんどん生み出されて進化してきたスポーツでもある。
人と違うことをするにはどうしたらいいのだろう?まず人と違うことをやろうと思うところから始まり、次にどんな技をやろうか考える。
では、どうやって考えたらいいのか方法を3つほど書いてみる。

どうやって新しい技を編み出すのか考える方法


1. 合わせ技
自分の数ある得意な技の中から2つ、または3つ組み合わせて1つの技を作ってみる

2.新技
そもそも新しい技を作ってしまう

3. 激技
すっごく得意な技の技の入り具合を無茶苦茶入れて、違う次元に持っていく


1. 合わせ技

昔、一つのエアーでやる技は1つだけだったが、それが2つの技を1つのエアーで入れるようになってBMXが進化したときがあった。今でもフレアと540を組み合わせた540フレアなんてとんでもない技もある。そうやって新たな技を作る方法だ。


2.新技

そもそも新しい技を作ってしまう方法だが、これは創造力と想像力が必要だね。これができる人は本当に素晴らしい。たくさん考え、諦めずに練習をした結果できた技だからBMXの歴史に残ってもいいライダーになるのではないだろうか。Mat Hoffman(マット ホフマン)なんて何百の技を作ったライダーの代表の1人だ。


3. 激技

このアプローチも面白い。Mike Aitken(マイク エイケン)は独特の体の動きを持つライダーで、彼のやる技はとてもユニークだ。合わせ技では他の人がやらない組み合わせをやるし、ベーシックなモトウィップをジャンプをやっても、誰よりも個性的にやってしまう。それはもう彼オリジナルな世界を作ってしまうぐらい凄いので、世界中の多くの人たちが彼のライディングを見たがっている。
もう一人僕の好きなライダーのTom Dugan(トム デゥガン)はとにかくエアーが高い!その高さが彼のライディングを特徴でありオリジナリティだと僕は思う。通常のライダーよりもぶっ飛んで、それをスタイルにし、プロライダーとして活躍しているのだ。とにかくライダーとして自分は何が凄いというのを一言で言えて誰もがうなずくぐらい目立つ技、スタイルを持てると最高だ。


最後に

まとめるとほとんどのトップライダーは、たくさん練習をしてきているのと、常人では想像しがたいレベルのことを考えている人が多いと思っている。ライディング、私生活、仕事、勉強において全てを変える最初で最強の一歩は自分の頭を変えることだと思う。考え方、物の見方、捉え方を変えれば、あなたはさらに飛躍するはずだ。その自分の可能性を信じて毎日挑戦し続け、自分の夢に突き進んでみるのはどうだろう。


このコラムはBMX専門のフリーペーパーHIDDEN BMXに寄稿したものだ
是非とも手に入れて他のライダーたちのコラム、大会レポート、ライダーインタビューを楽しんでほしい。

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