上の部屋が火事になったときのこと

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4年前にワンルームのアパートに住んでいたときのことだった。
そのアパートは3階建ての鉄筋コンクリート製で、僕は1階の102号室に住んでいた。

ある日曜日に明日の仕事に備えよう早く寝たが、夜中1時に外がとても騒がしくなり起きてしまった。
どうしたんだと思いカーテンから外を見ると、目の前に消防車がいるではないか、「こんな近所に消防車が来て騒々しくて寝れないし、見学にでも行くか」と思い、自分の部屋のドアを開けたとたん。
目の前で消防士さんたちがアパートの廊下を走り回っていた。
そして、1人の消防士さんは僕に「早く!出てください!!」と言い、僕は外に出た。


2階に1人で住む女性の部屋が火元で火事になっていたみたいだ。
幸い大きな火にはなっていなかったみたいだが、部屋は煙がすごくかったみたいで女性は気絶をしてしまっていた。
隣に住む男性が酔って帰ってきたときに、隣部屋の扉の下からすごい煙が出てくるのを見て、慌てて通報したと言っていた。
僕がアパートの外に出て30分後ぐらいに消防士さん、救急隊員に火元の女性が救出され、そのまま病院に運ばれていった。
火事の原因は女性が寝たばこをして、部屋に散乱している雑誌に燃え移ったことみたいだ。


火が他の部屋に燃え広がる前に、消化も済み、女性も救出され、一安心した僕たちは夜の2時には再び寝ようとお互いの部屋に戻った
僕は自分の部屋に入るやいなや、無茶苦茶驚いた

ボヤを起こした部屋は僕の部屋の真上だったため、消防士さんたちが消化のために撒いた水が僕の部屋に大量に漏れてきていた。夜中の2時に僕の部屋が水浸しになっていた。

すぐに消防士を捕まえて、相談したら、青いビニールシートを部屋中に敷いて家具、ベット、TVなどが濡れないようにした
次に自分がどうやって寝るのか悩み始めた。
天井からしたたる水は、消化した水のため焦げた匂いがするし、部屋中は水浸しでかなり臭くなっていた

どうやって寝ようか悩んでいたところに、アパートの隣の一軒家に住んでいる大家さんが、大家さんの家で寝てはどうだと言ってくれた。
そして、その晩の3時に大家さんの家で寝ることができた。助かったと思ったね。

翌日、大家さんが朝食をご馳走になってから自分の部屋に戻りビニールシートを片付けて会社に行った。
その後2階から水が垂れなくなって、TV、ベッドなどがさらに濡れる心配はなくなったが、部屋が相変わらず臭い!!
週末に玄関、床をゴシゴシと掃除をしたが、それでも臭いは取れないぐらいしつこく臭うんだ。

火事の後

幸いマンションは火災保険に加入しているから保険で部屋をキレイにしてくれると大家さんが言ってくれたが、断った。理由は2つで2ヶ月後にアートヴィレッジ大崎ビュータワーに引っ越すことになっていたのと、部屋には叔父さんからもらったプラズマTVをはじめとする家具はマンションの廊下に出しておいておくことはできないからだ。
僕はワンルームマンションからUR賃貸のマンションに引っ越しをするのが楽しみで楽しみでしょうがなかった。だから2ヶ月ぐらい部屋がちょっと臭くても我慢しちゃうと思ってたんだ。


そして2ヶ月後に引っ越しをし、3年間住んでいた部屋の補修は火災保険がまかなってくれたため、家賃の2ヶ月分支払っていた敷金が全て返ってきた。
火事の晩は「うわ、とばっちりを食らった!」と思ったが、数ヶ月後に敷金が全額返金といういいことも起きたので、自分はラッキーだと思った。

でも、火事を引き起こした張本人が退院して戻ってきた時に、何の挨拶もなくポストに小さな謝罪のお手紙だけ投函していたのには、ちょっと参ったね。


一見悪いことに思えるが、後々考えると、ブログネタになったり、敷金全額返ってきたりするいいことも発生するんだと思ったね。