プロスケーターが会社経営をして2年 取締役荒畑"145"潤一が語る

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先日、世界一稼いでいる企業家でプロスケーターのトニーホークのインタビューを掲載したが、今回は日本で長年プロスケーターとして活躍し続け、現在はビジネスマンとしても頑張っている荒畑潤一、通称145(イシコ)の会社経営に焦点を当ててみた

荒畑"145"潤一のことをアクションスポーツ業界で知らない人がいないぐらいの有名な人物だ。
過去にマクドナルドとユニクロのCMに出演したり、安室奈美恵のPV出演、TV,ラジオへの出演をした実績の持ち主だ。
彼のより詳しいことは荒畑"145"潤一のお仕事インタビューをご覧ください

荒畑"145"潤一たちが経営する会社とは

荒畑"145"潤一を始めとする4人のスケートボーダーたちは、2005年7月にスケートボードを製造・販売をする会社とブランドを立ち上げた。
会社名はRESUNCE(レサンス)、ブランド名はLesqueでこの2年間活動をしている。

通常のスケートボードの商品は海外のものが多く、海外のスケートボードデッキなどは輸入代理店が輸入しては国内で販売をしている。
Lesqueでは自らがスケートボードデッキをデザイン、製造、プロモーション、営業の全てを行っている。
ブランドの広告塔となるチーム ライダーたちもLesqueの取締役などのスケーター4人が行っている。
今回はLesqueのチームライダーでRESUNCEの取締役の荒畑"145"潤一にLesqueについて、僕の疑問をぶつけてみた。
彼のインタビューとLesqueの映像をこれより楽しんでくれたら嬉しい。


Lesque skateboards skate with us #2

荒畑"145"潤一のインタビュー

Lesqueを立ち上げて2年になるよね? 立ち上げ当初の苦労ってあったと思うけどどんな苦労があった?

そうだね。12月で二年になるね。
好きな事をしているからあまり苦労と感じた事はないけど強いて言えばLesqueを人に知ってもらうまでや取引先の人に覚えてもらうまでに時間がかかった事、お店と取引してもらうまでの信用を築く事が大変だったね。
まだまだLesqueを知らない人は沢山いると思うから、もっと認知度や信用を作っていきたいと考えているよ。
その為にもメディア活動の幅とプロダクツの幅とクオリティーを高めていきたいね。俺達の会社RESUNCE(レサンス)にも同じ事が言えるね。


Lesqueを立ち上げる前は海外メーカーのデッキに乗るという形だったと思うんだけどLesqueを経営することで自分のデッキを作り、売って、プロモーションをし、その成果を会社のメンバーと分かち合うということで気持ち、考え方などで変わった部分はある?

イエス!!

やはり自分達のお金で投資し、グラフィックやシェイプに
こだわり歳月をかけて作ったデッキの重みは違うね。愛着がわくよ。
前よりもデッキを大事に使うようになったし、なるべく長く乗るように心がけている。
それまでは意外とデッキを贅沢に使っていた事もわかったよ。
海外からのサポートでは会社や代理店が潰れるというケースもあったから今は自分達の力次第だからやりがいがあるよ。
プロモーション的にも、今まで以上にプロとしての振る舞いや立ち位置にも気を使うようになったし、スキルを描く作品作りにもより力を入れているんだ。
具体的に言えばファンとのふれあいやスケートセッション&スクール。
スキル、メディア、イベント露出の増強。
アーティスティックなトリックや作品で表れる個性作りかな。
今言った事ができるのは俺だけの力ではなく、一緒に会社を運営している仲間の協力があってからこそ成し遂げられると俺は考えていて、今までワンマンでやっていた俺に良い影響を与えてくれた仲間とは日々意見の交換や行動を共にし分かち合っているよ。協調性は大事だ。
たまに意見の違いでバトルになる事もあるけどね。。。
そんなのは忙しく行動していれば忘れてしまうよ。


Junichi Arahata video part Lesque(les-ke) skateboards


この2年、Lesqueを経営して良かったことはあるかい?

ファンに喜ばれたり激励してもらえた事。
(必要とされている事)

少しづつだけどお店から良い反響が帰って来ている。

作品作りの楽しさ。

協調性と少しは我慢する事を覚えた。

自分のモデルが乗れる事。

このインタビューを含め仕事が増えた。

チームの仲間のおかげもあってモチベーションUP!!


では、この2年でLesqueの経営で大変だったこと、そして学んだことを教えて

プロスケーターと裏方の両立が大変だった。
気持ちやイメージの入れ替え、数字や文章を考えたりするとスケートのイメージがわかなくなる。。。疲れる。。

Lesqueの経営だけではないと思うんだけど、やはり友達と仕事をするのは私情も入るので難しかった。そして協調性や思いやりをより学んだ。


今、自分の中でLesqueに対して目標、こうして行きたいとビジョンなど差し支えなかったら教えてよ

大きな目標は世界進出。
できれば今後アジアの仲間達と力を合わせてアジア版のクリーシェ(EU最強チーム)みたいな形を作っていきたい。
その目標に進むまでには、まず日本のスケーターのみんなにLesqueを応援してもらえるような行動をしていきたい。
そして目標を達成できた暁には日本のスケートシーンに還元していきたいと考えています。
日本のスケートシーンの拡大と世界に出せるスケーターを育てたい。


最後にこのインタビューを読んでいる読者に向けてメッセージはある?

これからもLesqueは一年中フルに行動していくので
応援宜しくお願いします。

Lesque skateboards: Skate With Us #1: Tachikawa park


最後に

まず、今回のインタビューに荒畑"145"潤一氏が素直に答えてくれ、彼のLesqueとスケートにかける想いが文章を通じて感じられた。
素直にハートを開いてくれた145に僕は心から感謝しています。
では、彼のインタビューを通しての僕の解釈を書いてみる。


キャリアシフト

荒畑"145"潤一はプロスケーターとして自活していたが、随分前から彼の洋服を作ったり、代理店と一緒にスケートデッキを作っていた。
しかし、2年前に自らが出資をし会社を立ち上げることになるとは、勇気あることをやったと思う。
メインの職業がプロスケーターという状態からは、プロスケーターと並んで会社経営者という職業を自分から作り、自らの仕事、自分のライフステージをシフトしていった。
荒畑"145"潤一と言えども年は取る。年と共に人間は進化、グレードアップをするのが、かっこいい人間として1つあるべきことだと僕は思う。
そして、荒畑"145"潤一は自分を進化、グレードアップさせている。


ビジネスを実践から学ぶ

会社を立ち上げるのは、言い方は悪いが勢いと度胸でできるかもしれない。
しかし、会社を立ち上げてからビジネスを作って、存続させることは勢いと度胸だけではできない。
地道な日々の努力と考えること、そしてビジネススキルも重要だ。
経営学、マーケティング、論理思考が強力にできれば、さらに成功確立は高まるだろう。
荒畑"145"潤一たちは、スケートボードを本から学ばず、実践しながら学んできたはずだ。
会社経営も実践をしながら手探りかもしれないが、相当努力して日々頑張っているのだろう。
スケートボードを通じて成功するまでトライし続けることを体で学び、相当な根性を身に付いていると思う。それと同様に会社経営もやっているのだろう。
そして僕が素敵だと思うことは、荒畑"145"潤一の発言と行動は地に足がついていて、地道にビジネスをしているということだ。


強い情熱とビジョン

現状の世の中とスケートボード市場の景気を踏まえて、もしかしてLesqueの置かれている環境は厳しいのかもしれない。
荒畑"145"潤一たちは目の前が霧に包まれているのかもしれない。
しかし、彼らにはビジョンがあり、スケートボードに対する半端ない愛と情熱がある。
これによって目の前に霧があっても行くべき方向を見定めることができるのかもしれない。
彼らには理屈抜きにして、強力ビジョンを持ってビジネスを創造しているのではないだろうか。

関連サイトとエントリー

Lesque
荒畑"145"潤一のブログ
トニーホークのインタビュー
荒畑潤一のお仕事インタビュー