歴史上偉大な5人から学ぶ価値観・あり方 ”代表的日本人”

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1894年に書かれた当時のベストセラー”代表的日本人”を読んだ
この本は当初英語で書かれ、それが各国で翻訳して発売されている
内容は日本を代表する5人:西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の生涯を紹介しながら、日本的な道徳や倫理の美しさについて紹介している
本質部分では、現代社会でもとても大事であるべき内容だと僕は感じ下に自分が感銘を受けた文章を抜き出してみる

代表的日本人
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本書内での印象に残る文章

西郷隆盛

文明の定義
西郷隆盛は自分なりに文明を下のように定義していた。彼は物事の本質を見ていると僕は強く思う

文明とは正義をひろく行われることである、豪壮な邸宅、イフルの華美、外観の壮麗ではない

チャンスは2種類

機会には二種ある。求めずに訪れる機会と我々の作る機会とである。
世間でふつうにいう機会は前者である。しかし真の機会は、時勢に応じ理にかなって我々の行動するときに訪れるものである。
大事なときには、機会は我々が作り出さなければならない

チャンスを待つだけでなく、自らが招けるようになると人生を自ら開拓できるのではないか
そうなるためには自らが私利私欲を無くし一生懸命行動すればいいのではないか

賢者は提供・育むことを頑張る
西郷氏は賢者について下のように語っている

ただ集めることを図るものは、収穫することを知るだけで、
植え育てることを知らない。賢者は植え育てることに精を出すので、
収穫は求めなくても訪れる。

賢者は人の喜びが自分の喜びという価値観だと僕は解釈する

世の摂理
やはり西郷氏は本質を見る人だと確信させることが下の2つだ

徳に励む者には、財は求めなくても生じる。したがって、世の人が損と呼ぶものは損ではなく、得と呼ぶものは得ではない

賢者が、徳と財との正しい関係を知り、結果でなく原因を求める

何か事象・問題に対しての結果を見て、すぐに判断するのではなく
その本質はなんだろうと見るのが賢者ということなのだろう


上杉鷹山

現代というとターンアラウンドマネージャーと言ってもいいのかもしれない

再生させる喜び

この目で、わが民の悲惨を目撃して絶望におそわれていたとき、目の前の小さな炭火が、
今にも消えようとしているのに気づいた。
大事にしてそれを取り上げ、そっと辛抱強く行きを吹きかけると、実に嬉しいことには、よみがえらすことに成功した。
”同じ方法で、わが治める土地と民とをよみがえられるのは不可能だろうか”
そう思うと希望がわき上がってきたのである

ひどい状況になっている村を甦らせる大変さよりも喜びを見ていることが伺える
全ての物事にはメリットとデメリットがあり、上杉氏はメリットを見ていることが予想される

真心さえあれば不可能はない

赤ん坊は自分の知識を持ち合わせていない。
しかし母親はこの要求をくみとって世話をする。
それは真心があるからである。
真心は慈愛を生む。
慈愛は知識を生む。
真心さえあれば、不可能なものはない。

高い倫理観を持っていれば自分の能力というのは飛躍的上がるということなのだろうか
そんな風に僕は解釈する

自己管理ができれば国までも治められる

自己を修める者にしてはじめて家を治め、
家を整える者にしてはじめて国を統治できる

自分がしっかりしていれば、自分のマネージメント能力と範囲が広がるということなんだと思う


二宮尊徳

現代でいうカリスマ コンサルタントと言える二宮尊徳はこの本で僕が一番興味を持った人物だ

仕事の品質の定義

尊徳から見て、最良の働き者は、もっとも多くの仕事をする者でなく、
もっとも高い動機で働く者でした。

自分の状況に置き換えるとたくさん残業をするのがいいと言うのではなく
どのような気持ち、思考で行っているかが重要ということだね

財産の定義

あくどい手段で獲得した財産は本当の財産ではありません。
「自然」の正しい法則にしたがって、「自然」から直接に与えられたものだけが、本当に自分のものなのです。

人の可能性

1人の心は、大宇宙にあっては、おそらく小さな存在にすぎないであろう。
しかし、その人が誠実でさえあれば、天地も動かしうる

偉大な人は、その人自身が中心となって非常に多くの人を感動させたり、動かしたりする
そんな偉大な人に必要なことが誠実さと二宮尊徳が定義しているのだろう
僕はこれに賛成ですね
先週コマツの現会長の坂根さんが下のように言っていた、実際にリーダーとして活躍されている方と二宮尊徳氏の言っていることが一致すると思うので、僕は納得している
”リーダーとして人を動かそうとしたら、言ったことを自分で行い、そして結果を出して始めて下の人たちに信頼される”


中江藤樹

学者の定義

”学者”とは、徳によって与えられる名であって、学識によるのではない。

勉強ができれば学者になれると言うことではないみたいだ
人として人格が大事だということを中江氏が言いたいのだろう

心のあり方

慢心は損を招き、謙譲は天の法である。
謙譲は虚である。心が虚であるなら、善悪の判断は自然に生じる

傲慢と謙虚についてと謙虚であるといいことがあると言っていますね
昔、谷村新司さんとお仕事をさせていただいたいのですが、とても謙虚で素敵な方です
そんな谷村さんのような器の人になりたいと僕は思いましたね
謙虚になれる人は自信がある人だと僕は思っています
エバる人は自分に自信を持っていないため、吠えて自分を大きく見せようとするのでしょうね


最後に

1回読んで今回のレビューを書いているが、数年後に最後読んでみたい本だ
2回、3回と読むとまた違った感じ方、解釈が得られると思うので楽しみだ
良い本と出会えたなと思い嬉しいです