BMXを通した自分の心の変化(20歳~36歳)

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BMXを通して、僕の心境がここ15年でだんだん変わっているんだ
人って年齢を重ねていくとだんだん考えが変わるんだなと思うんだ
一人の自転車乗りである僕のことを一例として下に書いてみます

環境と心境の変化

1992年:20歳

1,2年のブランクを経て、再び自転車に本格的に乗り始める
再び本格的に自転車に乗るのが最高に楽しくて無心に乗っていた

1993年~1994年:21歳~22歳

21歳で初優勝をし、BMXの大会では常に1~3位
闘争心、勝負心が非常に強かった
とても目立ちたかったし!!自分を見て欲しかった
自己中心的でもあったな、あまりいいやつではなかったと思う(笑

22歳のときに就職活動を行う前にアスリートとして食べていきたかったが、海外のプロライダーのJay Miron,Mat Hoffmanと自分を比較したら足元にも及ばなかったため就職活動をした

大学卒業前に単身でアメリカに行って、大会に出場して2位になったが、相当すごいライディングを目の前で見て、ぶちのめされた

1995年~1997年:23歳~25歳

アメリカ、世界のBMXシーンで自分の名前を売りたかった!
まだまだ目立ちたかった!あいかわらず自己中心的だったな
大会も勝ち続けていたし、目標はアメリカのビデオに出演することだったため
アメリカの大会に行っては、できるだけオリジナルな技をやるようにした

ビデオ・雑誌への出演、ショー、ショーでの司会を行っていた
ありがたいことに応援してくれるスポンサー企業も出てきた

1998年:26歳

JuicyVisionというビデオレーベルを作りビデオを作って販売し始めた
自分も目立ちたかったが、友人も目立たせたかった
日本のBMXシーンも悪くないぞ!というのを日本に知らしめたような気もした
ここで初めて人も目立たせることも気持ちいいことに少し気づいた

2000年:28歳

充分目立ったことをだんだん自覚
毎月3、4冊の雑誌に出ていたこともあり、充分目立ったと感じてきた
このとき、ケーブルTV局Sports-i ESPNでBMX番組「BMX Gravity」をスタートした
このとき、自分だけでなく、友達の岡田一生、鶴田絢史にも出演してもらい共に番組を作っていった

2002年:30歳

大会では順位を求めるのではなく、自分にテーマを課して、テーマを達成することにシフトしていった
それまで順位にとても固執していたため1位、2位にならない満足しなかった
それが、順位という外の要因で自分を満たすのではなく
自分に「鬼コギぶっ飛び」というテーマを課してそれを達成することにより自分を満たす方向へと進んでいった

以前よりも自己中心的ではなくなったかも、でもまだまだ目立ちたがり屋だったと思う
もしかして、天狗になっていたときもあったと思う
相当嫌な奴だね、当時の僕は(笑

2004年:32歳

自分のライディングが人々(観客)に笑顔と勇気を与えていることに気づく
450JAMでのヒップでのぶっ飛びとサブウオールでのディザスターを決めた大会では最高にノリノリに乗った
下の映像のときだ

誰よりも乗ったと思うし、誰よりも高く、たくさん飛んでいたと自負するぐらいだった
このときとても気持ちいい心境で乗り終えた、そして観客も大きな歓声をあげてくれた
僕はもしかして、自分のライディングによって観客が喜んでいるんではないかと感じた
僕のライディングによって笑顔と勇気を与えているのではないか?と思い、さらに嬉しくなった
後日、笑顔と勇気のことを友人の海到くんに話したら、「それができる人はあまりいないっすよ」と答えてくれ、僕は「そうなのか」とハッとした
僕にとって、大きな気付きとなったんだ
自分が目立つことよりも、そっちに喜びを感じるように、だんだんシフトしていく

2005年:33歳

この年の大会はとても調子がよかった、いい技をしこたま決めていた
やっていた技をこのBMX技・トリック年表に書いてある
大会に出場して順位がよければラッキーと思っていたし
順位がよくなかったら、それはそれでいいでしょうと思っていた。それよりもぶっ飛んで、各大会で他のライダーがやらない技をやっていた
そして、観客からたくさんの歓声を浴びていた
観客に笑顔と勇気を与えていると僕は勝手に解釈して、それに感謝していた

2006年:34歳

06年の8月から本を以前よりも読むようになり自分の心境が変わっていった
そして、9月にアメリカに練習しに行き10月に450JAMで練習した技にチャレンジをしたことを期に大会出場を辞める
このときに学んだことをここのエントリーで書いている

2008年:36歳

ペダルを踏まなくても自転車に乗ってたとき同様に笑顔と勇気を与えるため、仕事、学校などで挑戦中

まとめ

こんなことを書いてしまうので、たぶん読んでいるいただいた方は、僕は青臭い議論が好きそうな人だと思ったら大正解です

総括すると僕は人から注目、物品、褒め言葉をもらうことを喜びとしていたことから
人に何かその人が価値を感じてくれること、笑顔、勇気を提供することを喜びとすることへとシフトしていった

これと平行して、深沢直人さんの著書”デザインの輪郭”に書いてある下の一節が僕の心にとても強く響いているんだ

最小限で生きることは、とてもリッチなことだと思います。
ものがない、ただ空いた空間にいるということは
けっこう贅沢なことです。

この意味を僕なりに考えてみると、
自分の心を満たせば、物を多く持って自分の心を満たそうとする必要がなくなり
そして、これが本当の贅沢なのではないかと思うんだ
そして、自分の心を満たしてくれることを他人に求めると回りに負担をかけることになるため
自分で自分を満たすのがいいと考える
では、どのように満たすのか?人からもらうのではなく
心をシンプルにし、人に提供することを喜びとするのが精神的に健康なのではないかと僕は思っている
そして、人に提供する喜びは人からもらうよりも気持ちいい喜びだということを実感している